VR向け3Dアバターの統一規格「VRM」普及を目的に「VRMコンソーシアム」設立
先週もVR/ARに関するニュースが多数報じられました。VR関連では、VR向け3Dアバター用ファイルフォーマット「VRM」の策定と普及を目的とした一般社団法人「VRMコンソーシアム」の発表が注目を集めています。
VRMは、株式会社ドワンゴによって2018年4月に提唱されました。3Dアバターを作成・活用するサービスが急増している点やVTuber(バーチャルYouTuber)の登場という大きな流れを背景に、提唱に至ったとしています。
一方AR関連では、スマートフォン向けARゲームの「ポケモンGO」や「Ingress」などの開発元であるナイアンティックが、賞金総額100万ドルの開発者向けコンテストの開催を発表しました。コンテストはゲームを中心としつつ、他の分野とゲームとを結びつけるようなアイデアを募集しており、どのようなアイデアが生まれるか、今度の動向に注目です。
VR向け3Dアバターの統一規格「VRM」普及を目的とした「VRMコンソーシアム」13社合同で設立
VRや3Dアバターに関連する企業13社は、VR向け3Dアバター用ファイルフォーマット「VRM」の策定と普及を目的とした一般社団法人「VRMコンソーシアム」を2019年2月に設立することを発表しました。
「VRMコンソーシアム」は、3Dアバターのモデルデータを取り巻く環境に劇的な変化が起こっている昨今の状況において、3Dアバターの規格を統一化し、誰でも簡単に創作・使用可能で、プラットフォームを超えた自由なVR世界を実現することを理念として設立されます。賛同する企業13社がVRMコンソーシアムの発起人となっているほか、任天堂株式会社もオブザーバーとして参加しています。
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VR向け3Dアバターの統一規格“VRM”普及を目的とした「VRMコンソーシアム」13社合同で設立
https://www.moguravr.com/vrm-consortium/
触覚フィードバック搭載の「震える」VRヘッドセットをLGが技術開発
LGは、新しいVRヘッドセットに関する特許を出願したことを発表しました。この特許は、複数の触覚センサとカメラをVRヘッドセットに搭載するというユニークなものです。
本デバイスの注目すべきポイントは2点あります。1点目はカメラが右側、左側、上方中央に2台ずつペアで計6台搭載されていること。そして2点目は、各カメラのペアの間に1台の触覚センサ(デバイス全体で3台)が配置されていることです。
これにより、カメラがユーザーの手の動きをトラッキングし、VR空間内の物体に触れたとき、触覚センサにより触覚フィードバックを提示することが可能となります。
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触覚フィードバック搭載の“震える”VRヘッドセット LGが技術開発
https://www.moguravr.com/lg-vr-hmd/
「ポケモンGO」のナイアンティック、総額100万ドルの開発者向けコンテスト開催
スマートフォン向けARゲームの「ポケモンGO」や「Ingress」などの開発元であるナイアンティック(Niantic)は、賞金総額100万ドルの開発者向けコンテスト「Beyond Reality」を開催します。今回のコンテスト参加者は5人以上で1つのチームを作り、後日サンフランシスコで開催されるデモデイで成果を披露することを目標に、3ヶ月間で開発を行います。採択された10チームは「リアル・ワールド・プラットフォーム」を利用して、開発を進めます。
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「ポケモンGO」のナイアンティック、総額100万ドルの開発者向けコンテスト開催
https://www.moguravr.com/niantic-developer-contest/
Magic Leapのクリエイター支援プログラムが受付終了 応募は約6000件
アメリカのMRデバイス開発企業Magic Leapは2018年12月15日、昨月11月から行っていたクリエイター支援プログラムの応募を締め切りました。クリエイター支援プログラムは、ARヘッドセットMagic Leap One用のアプリを制作するインディー開発チームを対象とした、開発支援プログラムです。
クリエイター支援プログラムでは、支援の対象者として選ばれたクリエイターに対して、さまざまなサポートが提供されます。Magic Leapからの最大で50万ドル(約5,600万円)の資金提供の他、技術的な支援などが予定されています。
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Magic Leapのクリエイター支援プログラムが受付終了 応募約6000件
https://www.moguravr.com/magic-leap-9/
※本ニュース記事は「Mogura VR」から提供を受けて配信しています。
転載元はこちらをご覧ください。
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