NVIDIAからデジタルツイン×AI×ロボティクスの重大発表
2024年末から2025年初頭にかけて、XR関連の大きな発表が続きました。そして年明けにはラスベガスで世界最大のテック展示会CES 2025が開催され、XR関係の発表がいくつかありました。特にNVIDIAの基調講演は生成AIが中心でしたが、デジタルツインとAIとロボティクスを組み合わせる内容もあり、必見です。
NVIDIAの世界モデル「Cosmos」がオープンソースで公開
NVIDIAは、CES 2025にてデジタルツインを活用したAIの学習環境生成プラットフォーム「Cosmos」を発表しました。CosmosはAIが物理世界を学習し、複雑なシナリオを効率的に生成するためのソリューションです。
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NVIDIAが物理AI向けの“世界モデル”「Cosmos」をオープンソースで公開 デジタルツインを使ったAIの学習が加速
https://www.moguravr.com/nvidia-cosmos-announcement/
ソニー、XRヘッドセットとモーションキャプチャ、3Dスキャンを組み合わせた新ソリューションを発表
2025年1月7日、ソニーはCES 2025にて、クリエイター向けの新たなソリューション群「XYN(ジン)」を発表しました。XYNはゲームやXR、メタバースなど「空間コンテンツ制作」を行うクリエイター向けの複数のツールを組み合わせたソリューション群です。XYNには、コンテンツ作成時に使うXRヘッドセット「XYNヘッドセット」、現実から3DCGコンテンツを作る「XYN空間キャプチャソリューション」、ソニーの展開するトラッキングツールmocopiを使ってプロレベルのモーションを作成する「XYNモーションスタジオ」の3つのデバイス・ツールが含まれています。
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ソニー、空間コンテンツ制作ソリューション「XYN」発表 新型XRヘッドセット・3Dスキャン・モーキャプを統合する新展開
https://www.moguravr.com/sony-xyn/
都市を舞台にしたXRコンテンツを作りやすく
株式会社STYLYは、空間コンピューティングプラットフォーム「STYLY」において、これまで有償プランで提供していた都市XR機能を一般ユーザー向けに公開することを発表しました。公開される機能には、現実世界の場所とARコンテンツを紐づける「City Anchor機能」と、表示位置の精度が向上した「ロケーションマーカー機能」が含まれています。
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STYLYが“都市XR”機能を無償公開 都市を舞台にしたXR・空間コンピューティング作品を作りやすく
https://www.moguravr.com/styly-city-xr-free-release/
NVIDIAから次世代GPUが公開
NVIDIAは最新GPU「GeForce RTX 50」シリーズを発表しました。GeForce RTX 5090とRTX 5080が、1月30日(木)から販売開始します。
GeForce RTX 50シリーズでは第5世代Tensorコアを採用し、NVIDIA DLSS 4によるAIを活用したマルチフレーム生成で、従来のモデルによるレンダリングに比べてパフォーマンスが最大8倍向上しています。
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NVIDIA「GeForce RTX 50」シリーズを発表 RTX 5090とRTX 5080が1月30日から販売開始
https://www.moguravr.com/geforce-rtx-50/
Apple Vision Proをロボットの学習に使用
NVIDIAは「CES 2025」において、ヒューマノイドロボットの学習プラットフォーム「GR00T Blueprint」を発表しました。Apple Vision Proを活用して人間の動作のモーションデータをデジタルツインとして記録し、それをロボットの訓練データとして活用することができます。
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NDIVIA、Apple Vision Proでロボットに人間の動作を教えるプラットフォームを発表
https://www.moguravr.com/nvidia-groot-blueprint-vision-pro/
※本ニュース記事は「Mogura VR」から提供を受けて配信しています。
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