JDIが高精細1058ppiのVR向け液晶を量産開始
先週もVR/ARに関するニュースが多数報じられました。VR関連では、株式会社ジャパンディスプレイが1058ppiのVR向け高精細液晶ディスプレイの量産開始を報じたニュースが注目を集めました。
ジャパンディスプレイは、これまでにもVRヘッドセット「VRM-100」や、803ppiや1001ppiのVR向け高精細液晶の開発を行っています。
一方AR関連では、新型VRヘッドセット「ConceptD OJO」の開発中止を発表したAcerが、米メディアの取材に対し「XR関連技術への投資は継続する」と説明したニュースが報じられました。
JDIが高精細VR向け液晶を量産開始、メガネ型デバイスに向け
株式会社ジャパンディスプレイ(JDI)は、2.1型で1058ppiのVR向け高精細VR液晶ディスプレイの量産開始を発表しました。メガネ型のVRデバイスをより薄く・軽量化するための光学設計が採用されており、異形状にすることによってセットデザインの自由度が高められています。
今回量産が開始された2.1型の低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイ(LTPS TFT-LCD)は、すでに市販されているVRデバイスに採用されているとのこと。プレスリリースでは、本製品を搭載したデバイス名などは公表されていません。
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JDIが高精細VR向け液晶を量産開始、メガネ型デバイスに向け
https://www.moguravr.com/jdi-vr-3/
新型VRヘッドセット開発中止のAcer「XR技術への投資は継続」
約1週間前に新型VRヘッドセット「ConceptD OJO」の開発中止を発表したAcerですが、「XR関連技術への投資を継続する」と発表しました。これは米メディアRoad to VRの取材に対して発言したもの。
「ConceptD OJO」はAcerが2019年に発売したVRヘッドセット「OJO 500」の後継モデルです。Windows MRに対応し、4K(4320×2160)のディスプレイ解像度、オープンイヤー型オーディオの実装などを謳っていました。
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新型VRヘッドセット開発中止のAcer、「XR技術への投資は継続」
https://www.moguravr.com/acer-continuing-to-explore-invest-xr/
「Google Chrome」のAR対応が強化、API拡張へ
グーグルは同社のウェブブラウザ「Google Chrome」の最新版、「Chrome 81」のベータ版を配信開始しました。Chrome 81には、AR関連のサポート拡充を含むさまざまな新要素が導入されました。
Google Chromeは、以前からVR/ARに関連する対応を進めてきたブラウザであり、最新版のChrome 81では、「WebXR Hit Test API」に対応しました。このAPIは「WebXR Device API」を拡張するもので、開発者がデバイスのカメラを使用して、仮想オブジェクトを水平および垂直的(horizontal and vertical)に正しい場所に表示することを可能にします。
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「Google Chrome」のAR対応が強化、API拡張へ
https://www.moguravr.com/google-chrome-ar/
Magic Leapが新たな開発者支援プログラム発表、デバイスや資金提供
MRデバイス「Magic Leap 1(旧名称:Magic Leap One)」を手がけるMagic Leapは、デベロッパー支援のプログラムを複数発表しました。デバイスの無償提供や本社でのイベント、資金供給を通じ、同社エコシステムにいる開発者をサポートします。
Access Hardwareは、Magic Leap向けアプリケーション開発に取り組む開発者に対し、同デバイスを配するプログラムです。同社の開発者関係チームからサポートを得られる他、アプリ完成の際には優先的にリリースされます。
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Magic Leapが新たな開発者支援プログラム発表、デバイスや資金提供
https://www.moguravr.com/magic-leap-15/
※本ニュース記事は「Mogura VR」から提供を受けて配信しています。
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