NTTコムウェア、ネットワーク構築や運用業務を柔軟に支援するソフトウェアを販売開始

2013年12月3日(火)

エヌ・ティ・ティ・コムウェア(以下 NTTコムウェア)は11月28日、SDN/OpenFlow技術を用いて、ネットワーク構築時の機器設定・変更、ネットワークの通信制御、運用業務を柔軟に支援するソフトウェア「SmartSDN Controller(スマートエスディーエヌ コントローラー)」の販売を開始した。

NTTコムウェアでは、SDNの実現を担うONFの標準化動向を調査し、技術の検証、実証実験を進めるとともに、大規模かつ高信頼のNTTネットワークの開発、構築、運用で培ってきた技術力をいかしてSDNコントローラーの開発に取り組んできた。

「SmartSDN Controller」は、スイッチやルーターを集中管理することでネットワーク全体が把握でき、既存のルーチングプロトコルに依存した経路、迂回制御ではなく、故障やネットワークのトラフィック状況に応じた柔軟な経路変更が可能。

サービス利用者のQoEに着目し、通信が流れているネットワークの品質(遅延、ゆらぎ、ロスなど)をQoEの指標として5段階の評価から判断し、より良い経路に迂回することでサービス品質の安定維持を図る。(特許出願中)

また、予期せぬソフトウェア、ハードウェア、ネットワークの故障発生時にもサービスの継続を可能とするため、「SmartSDN Controller」の冗長化を実現している。

拠点間を流れる通信パケットを擬似的に作成し、仮想ネットワーク上の経路に流すことで、経路上の故障の早期発見や、疎通確認・通信経路確認試験が可能。(特許出願中)


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