日本マイクロソフト WIndows Azure国内データセンターを2月26日0時より稼働開始
2014年2月26日(水)
日本マイクロソフトは2月25日、日本国内におけるWindows Azureのデータセンターの開設発表会を、都内のプリンスタワー東京にて行った。
日本マイクロソフトの樋口社長は、2013年に前CEOのバルマー氏から発表された日本データセンターについて、東日本と西日本の2リージョン(地域)で開設すると説明。タイトルにもある通り、Windows Azure 日本データセンターは、数時間後となる2月26日の深夜0時より、東日本と西日本の2つのリージョンで稼働を開始する。
日本データセンターの特長として、国外リージョンに比べてレイテンシーを3倍以上改善していること、国内に2つのリージョンを持つことで、国外にデータを出すことなく、国内だけでデータ保持ができること、2つのリージョンで合計6重レプリカでの災害対策が取れるようになると説明。この場合もレイテンシが少ないことが利点となる。
さらに、クラウド導入の無償相談窓口である「Cloud Direct」や、移行支援サービス、日本語による24時間のサポート体制が合わせて紹介された。
本日深夜には開始される日本データセンターだが、いち早く試したいというユーザーやパートナー36社による早期利用プログラムが昨年12月18日から始まっており、JTB、トレンドマイクロ、日立など多くの企業が参加、試験運用を行っている。そのため、本格稼働のための実証を十分に積んだ上でのスタートになると樋口社長は自信を見せた。
この後、静岡大学やスクウェア・エニックスなど現在Windows Azureを利用しているユーザーからのメッセージを紹介。国内データセンター開設によって、研究分野やアプリの安定運用、スムーズな経営のために今回の発表を歓迎するコメントが寄せられた。
最後に、樋口社長からは、世界規模のデータセンター展開によるコストメリットや、事業のグローバル展開など、日本品質が世界で競争力を持つことへの期待が述べられるとともに、これまでクラウドへの移行をためらっていた企業・分野もクラウドへのシフトが進むのではないかとの予想も語られた。
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