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GoogleとUberのトップが旅客輸送の将来について語り合う

2015年11月28日(土)
ReadWrite Japan
UberのCEOであるトラビス・カラニックとアルファベット(旧グーグル)のエリック・シュミットは、旅客輸送の将来についてのお互いのビジョンを語り合いました。

自家用車は技術の発展により減少するか?

図1

UberのCEOであるトラビス・カラニックとアルファベット(旧グーグル)のエリック・シュミットは、旅客輸送の将来についてのお互いのビジョンを語り合いました。

先週金曜日マイアミで開催された Summit At Sea 2015で、エリック・シュミットはトラビス・カラニックにUberのエンドゲーム、つまりロボットカー台頭後の過渡期の労働者について、およびUber最大の珍事件についてインタビューしました。私はこの対談のハイライトを4つの引用文としてまとめました。

カーシェアリングの効率性

図1Uber CEO Travis Kalanick (TechCrunch Disrupt 2014 にて)

もし、きちんとライセンスを取得したUber車が1台登場すれば、あなたは1台の車を30~40人とシェアするかもしれません。30~40人が30~40台の車を所有するのではなく。

将来的なシミュレーションでは、普遍的なライドシェアと自動運転車の影響で、都市部の自動車所有は劇的に減少する可能性があることが示されています。路上の自動車は約90%減少し、駐車場建築はもっと多くの住宅や公園に取って代わられるでしょうし、大気汚染も減少するでしょう。カラニックは車を所有すること自体が非効率であると考えており、Uberは解決に乗り出しています。

『De-manager-ing』(マネージャー廃止)

図2Eric Schmidt, Alphabet, on Web 2.o TV

彼らは5人のマネージャーすべてを降格させました。私たちが『disorg』と呼ぶもので、そこでは誰も上司はいませんでした。そして、生産性が向上したので、誰もが非常に満足しました。人々に権限を与えたとき、文化がいかにして起こるのかを示しています。Ad Words (500億ドルの収益)のような初期製品はこういったプロセスから誕生したのです。

共同設立者が管理構造を廃止することを要請した際、シュミットはかつてのGoogleを思い出しました。最初は戸惑いながら、正統とは言えない行動によってGoogleのベストアイデアのいくつかが生まれることになったのだと述べました。

現在Googleはそのような劇的なリストラを行うにはあまりにも巨大化してしまっているし、製品にはグローバルなマネジメントが必要とされています。しかし、初期には多数のマネージャーをなくしてしまうことは効果的だったのです。

Uber最大の珍事件

シュミットがUber最大の珍事件について尋ねると、 カルナックはドライバーの妻が車のトランクの中にいたのが乗客によって発見されたかつての事件の話をして、サミット出席者たちを大いに楽しませました。当然のことながら、その新人ドライバーは仕事中に自分の妻を乗せてはならないとは思っていたのですが、妻は置いて行かれるのを恐れて降りるのを拒否したのです。そこで彼は誰にもわからないだろうと思って、妻を説得してトランクに乗り込ませたのです。

「ドライバーは迎車に向かうもので、客は荷物を持っているのです」

ロボットカー技術への移行

私たちは都市部にいて、全自動運転技術なしで運転していますが、この『自動運転技術への移行』を楽観的に誘導する方法はあるのでしょうか?職業訓練や教育・移行期間のような簡単なアイデアは存在します。これは突然起きようとしていることではありません。移行が実際に始まる前に、Uberが取り組んでいることがあるのがお分かりになるでしょう。」—Kalanick

カルナックとシュミットは双方ともロボットカーに多額の投資を行ってきました。このため、Uberは 自らの請負業者を段階的に減らしていくという困った立場にあります。 カルナックはロボットカーを止められるものは何もないが、教育を通じてとなるだろうが、ドライバーが他の仕事に移行するためのサポートは可能だと述べています。

ReadWrite Japan編集部
[原文]

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