IaaSの一例としてのLibra
2010年6月28日(月)
サーバーズ操作
以下では、Libraの操作画面の一例を紹介します。ユーザーは、アカウントを取得した後、各自の管理画面にログインし、それぞれの操作を行います。サーバーズ(Webアプリケーション・システムを構成する仮想サーバー群)を新規作成する際の画面遷移を紹介します。
(Libraでは、AppLogicでいうところのアプリケーション(複数の仮想サーバーを結線して1つにまとめたもの)を、サーバーの複数形「サーバーズ」という造語で表現しています)
1. 新規サーバーズの作成ボタンを選択します。
図3: 新規サーバーズの作成ボタンを選択(クリックで拡大) |
2. 作成したいサーバーズのひな型となるテンプレートを選択します。
図4: 作成したいサーバーズのひな型となるテンプレートを選択 |
3. サーバーズ名とその説明を入力します。
図5: サーバーズ名とその説明を入力 |
4. ユニット数を選択します。1ユニットのリソースは、CPUが0.2個分、メモリーを512Mバイトと定義しています。
図6: ユニット数を選択 |
以上で設定は終了です。内容の確認画面から完了ボタンをクリックすると、サーバーズが作成されます。
作成したサーバーズに対しては、いつでもリソースの変更が可能です。急激なアクセス増加に伴ってリソースが不足した場合や、逆に余剰リソースが多い場合に、必要な分だけリソースを変更できます。
今後のLibra
以下では、今後のLibraのロードマップを示します。
- マルチハイパーバイザ対応: VMware対応
- Libraは今後、多くのハイパーバイザをサポートしていきます。その一環として、VMware対応を進めています。具体的には、VMWareを利用できるようにする対応ドライバの開発を行っています。現在、プロトタイプまでは実装済みです。
- Libraコミュニティの拡大
- Libraは、オープン・ソース・プロジェクトです。ユーザーがフィードバックや発言を行うことができ、さらにLibra開発者やユーザーをサポートできるような場所の準備を始めています。具体的には、コミュニティ・サイトの作成や、Libraの理念に共感する仲間を増やす活動などに注力します。
- スケールアップ社とのビジネス・アライアンス
- 2009年に出会った独ScaleUp Technologiesと提携し、共同でLibraサービスの開発を進めていきます。同社もクラウド・サービスの展開を進めている企業ですが、サービス展開にあたって必要としていたものがLibraのコンセプトと合致するということで、高い関心を示してくれています。
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