仮想体験!リモートデータセンターを運用する

2011年6月16日(木)
尾方 一成

1. 物理トポロジの表示

左ナビゲーションバーの "General" > "Topology" アイコンをクリックしてください。サーバー、I/O仮想化コントローラ、 ネットワーク、ストレージ機器間の物理的な接続構成が表示されます。左側にはサーバーファブリック接続が、右側にはネットワーク、ストレージ機器との接続が表示され、各アイテムをダブルクリックすると詳細情報が表示されます。

図6:物理トポロジ表示画面(クリックで拡大)

中央のXSIGO I/O仮想化コントローラをダブルクリック後、任意のI/Oモジュールをダブルクリックすると、用途別に定義されている「ネットワーク・クラウド」のポート構成情報が表示されます。

図7:10ポート1GE モジュールのポート構成表示画面(クリックで拡大)

ネットワーク・クラウドとは

I/O仮想化コントローラの先につながるネットワークスイッチポートを、用途別にグルーピングしたり名前を付けたりした集合体で、XSIGOが作成する仮想NICは、このネットワーククラウドに対して内部的に仮想ケーブルで接続されます(ネットワーク・クラウドの作成方法は第3回で解説します)。

2.仮想トポロジの表示

“Topology View”の画面右上のツールバー上の"Server Topology View" アイコンをクリック。

図8:トポロジビュー上の機能アイコン

サーバー、ネットワーク、ストレージ機器間の仮想的な接続構成が表示されます(この画面では、XSIGOのコントローラは非表示です)。さらにアイテム上にマウスポインタを移動すると、対象アイテムの接続がハイライト表示されます。

図9:仮想トポロジ表示画面(クリックで拡大)

さて、ここからは1つのケースを追いながら理解していきましょう。先ほどユーザーさんから連絡があり、明日までに仮想サーバーを10台増設することになりました。スモールスタートで運用していた稼働中の既存ESXサーバーを利用することが決まりましたが、「Intranet」と 「vMotion」ネットワークに追加接続し、さらに 「Database」FCストレージにも接続することになったのです。 そこで、いつもながら、いろいろな心配事が頭をかけめぐります・・・。

  • - 果たしてこのサーバーにはHBA追加用のPCIの空きスロットはあっただろうか?
  • - 予備のHBAは手元にあっただろうか?
  • - 今稼働中の仮想サーバーは、今夜止めても大丈夫だろうか?
  • - データセンターでの深夜増設作業を誰かにお願いできないかな?

こんなことがあっても、XSIGOの仮想データセンターでは、サーバーを止めずにリモートから作業を完了させることが可能です。

3. 既存サーバーへのI/O増設作業

既存サーバーへのNICインタフェースの追加

(1)“Topology View” 上のサーバーグループ “Production”をダブルクリックすると、グループ内の各サーバーが表示されます。今回増設対象のESXサーバーは “Innovation”サーバーです。

図10:サーバーの選択手順

(2)"Innovation"サーバーをダブルクリックすると、サーバーI/O構成が表示されます。スモールスタートで稼働を始めたので、現在は 「Production」ネットワークにのみ接続されています。

図11:サーバーI/O構成の表示

(3)サーバーアイコン上で右クリックをすると、追加I/Oのメニューが表示されます。まずはNICの追加をしたいので、一番上の“Add a vNIC” を選択すると、"New vNIC Dialog"が表示されます。

図12:仮想NIC/HBAの追加メニュー画面(クリックで拡大)

(4)"Name"に好きなvNIC名を入力できます。仮想化システムは拡大していくとリソース間の接続が複雑化し、とても運用が大変になります。そのため、グループ内の他メンバーにもわかるように接続先別に名前のルールをつくっておくと便利です。ここでは、名前を”Intra_nic1”として、“Network Cloud” ドロップダウンメニューからは接続ネットワーク先の「Intranet」を選択します。 また、"QoS" メニューからはピークレート1GbE / 最低保証帯域 100Mbps の "100m_1g" を選択します。

図13:仮想NIC作成のための入力画面

(5)最後に "Submit" をクリックすると、新しい vNIC が作成され、これでサーバー上に1GbEのNICが増設されました。同様の手順にて 「vMotion」 ネットワークに接続する “vMotion” を作成すると、下記のようなI/O構成となりました。

図14:構成変更後のネットワークI/O構成(クリックで拡大)
シーゴシステムズ・ジャパン株式会社 代表取締役

国内システムインテグレータでの基幹システム開発エンジニアの経験を経て、その後米国通信機器ベンダーで営業・マーケティングを担当。2007年にシーゴシステムズ・ジャパンに入社し、現在に至る。Mr. I/O(Issei Ogata)として、「I/O仮想化」の普及に奔走する毎日。www.xsigo.co.jp/

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