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COBOLエンジニアが次に開発しなければいけないものとは?

2013年12月19日(木)
吉谷 愛

今後COBOLエンジニアの需要は高まる!?

COBOLエンジニアは開発言語についてはCOBOLだけやっていればよいという時代ではなくなりました。先が読めるCOBOLエンジニアの方が気付き始めている、この「動き」が加速を始めています。

今までは、単純にUNIXなどのオープン系システムへマイグレーションさせるなどの話がありましたが、これは単純にハードウェアのダウンサイジングであり、コストが検討のきっかけでした。現在来ているのは「クラウド」と「ビッグデータ」という動きです。「クラウド」は事業継続計画(BCP)を実現するための機能的な要件であり、「ビッグデータ」もデータの分析と再利用という機能的な要件になります。

これらは新しい機能を開発しなければならない「時代の動き」であり、その要件はCOBOLで追加開発するものではありません。COBOLエンジニアが過去の経験とノウハウを生かして、全部もしくは部分的にマイグレーションを行うことがひとつの効率的な対応となっています。

「MMSフォーラム」をご存知でしょうか?このイベントでは、5年前から毎年マイグレーションサービスの最新動向を紹介し続けています。
今年のキーワードは「クラウド」と「ビッグデータ」でした。特にクラウドに関しては、メインフレームの引っ越し先としてクラウドを選択する事例が増えていることが紹介されていました。インターネットにシームレスにつなげられる環境でシステムを運用するケースが増えているそうです。

マイグレーションには、大きく3つの手法があります。

  1. ロジックは従来のままオープン系のプログラミング言語でアプリケーションのソースコードを書き直す「リライト」
  2. システムのロジックのレベルから構築し直す「リビルド」
  3. ハードウェアのみ移行して既存の業務アプリケーションを仮想的に動作させる「リホスト」

上記のうち、最近は1. 2. が増えてきたものの、移行コストを抑えられる3. の「リホスト」が選択されるシーンはまだまだ多いため、COBOLエンジニアが他言語を学んでも、それを活用するシーンは限られていると思われがちです。しかし、「リホスト」を行う際でも、クラウドをはじめとする最新アーキテクチャの基本を押さえているCOBOLエンジニアの需要は、今後さらに高まるでしょう。

私がプログラマとして最初に習得した言語はCOBOLでした。その後独学でクラウドやRuby on Rails、Java、PHPの技術を習得し、現在はこれらの技術講師を行っています。その経歴から、COBOL技術者の方から「最新技術を効率的に習得するためにどうすればよいか」相談される機会が多くあります。その際、私は最新技術で特にWeb系の技術を習得するのであれば、「まずRuby on RailsとMOGOK(クラウド)でWebアプリケーションを作成して、クラウドにデプロイしてみるか、PHPのPhalconでfortrabbitにデプロイしてみるといいよ」と、お話しするようにしています。

PHPのPhalconフレームワークについては次回、技術的な側面も含めて詳しくお話しさせていただきますので、今回は、Ruby on Railsに絞ってお話しさせてください。

フロイデ株式会社 代表取締役

「最新のアーキテクチャを追及し続ける技術者集団」を目指す、フロイデ株式会社代表取締役社長。現在は、自身のCOBOLからRailsまでの非常に幅広い開発経験や、学生や未経験社員への技術指導経験を糧に、技術講師としてソフトウエアエンジニアの育成に注力している。2013年06月より、初心者向けの「はじめようRuby on Rails開発!」シリーズを考案。“技術者の立場にたった、技術者の心に火をつける”熱い講義をモットーとしている。

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