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マサチューセッツ工科大学(MIT)が10ppm有毒ガスを検出するセンサーを開発

2016年8月12日(金)
ReadWrite Japan

マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者らは、あるエリアの有毒ガス濃度の上昇を検知し、そのデータをモバイル端末やウェアラブルに送る新たなセンサーを公表した。

センサーは有毒ガスに非常に鋭敏にできており、10ppmの濃度でも検出できる。有毒ガスが検知されれば、センサー内のカーボンナノチューブが絶縁材から解除されることでコネクテッドデバイスのNFC(近距離無線装置)アラームが起動される仕掛けだ。

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センサーは非常に軽量かつ安価にできており、MITは将来、これをRFIDバッジにも搭載することを狙っている。

戦場で活躍するセンサーとモバイルの組み合わせ

化学兵器の使用を警告するため、このRFIDバッジが軍やセキュリティ会社に導入されることはあり得る。また、化学薬品を扱う仕事や汚染区域で働く労働者にも適用することが可能だろう。

「兵士たちはガス対策のために重量オーバーになる程の装備を身につけており、身動きがままならなくなっている。我々の製品の重さはクレジットカード以下であり、兵士たちにはすでにワイヤレス技術があることから、防御機能を備えたものを兵士の制服に容易に組み込むことは可能だ」と、MITの化学科教授であるティモシー・スワガー氏は語る。

彼はこのウェアラブルタグは研究所の設備に劣らない性能をもつが、それよりずっと安価に、また携帯性に富んだものに出来るという。毒ガス検知センサーとしては、作り得るものの中で最小のものになるのでは無いかとのことだ。

MITは軍用方面に狙いを絞っているが、このRFIDタグはガス漏れや塩化チオニルバッテリーの液漏れの検知にも利用可能だ。

ReadWrite[日本版] 編集部
[原文]

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