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高齢化にIoTは何が出来るのか?(1)

2017年6月30日(金)
ReadWrite Japan

我々が知っている健康や老化といったものが未来のテクノロジーで塗り替えられようとしている中、高齢化や障害をどう捉えればいいのだろうか?Elon Musk’sのNeuralinkのような人類を次のレベルに推し進める動きの活発化や、TVシリーズのBlack Mirrorで印象に残ったSan Juniperoの物理的存在を超えた生活とはどのようなものかを表すエピソードを実際に考えてみよう。

これらのことを踏まえると、現役時代に大成功をおさめ、引退後に高齢者や障害者のために会社を立ち上げた起業家と出会うことはまれである。K4ConnectのCEOにして共同設立者のScott Moody氏はまさにこのことをやってのけた人物である。

Moody氏といえばAuthenTecの共同設立者として覚えている方もいるのではないだろうか。この企業は携帯電話の製造業者にセキュリティソフトのライセンスや、指紋センサー、NFCテクノロジーを提供していた。ちなみに2012年にAppleに3億5600万ドルで買収されている。

セキュリティ技術で得られる豊かで健康な生活

Moody氏は現在、高齢者や障害者の豊かな生活を実現するためのチームを率いている。彼の新しいベンチャーの取り組みについて話を聞いた。初めての成果物となるK4Communityはプラットフォームを活用して、高齢者の生活コミュニティに住む多くのお年寄りにテクノロジーを提供する。

彼らのミッションとは、テクノロジーは次世代のためだけでなく、あらゆる世代のためのものであり、これまで取り上げられてこなかった人に対しサービスを提供するというものだ。K4Communityは高齢者が住む施設に合わせて作られたもので、人生を(スマートホームで)よりシンプルに、コネクテッドデバイスでより健康的に、ソーシャルメディアの活用でさらに幸せなものにするものだと、Moody氏は説明する。

「我々は高齢者や障害を抱えて生活する人にサービスを届けるという使命を持ったテクノロジー企業であり、コネクテッドライフプラットフォームと呼んでいるソフトウェアプラットフォームを使って生活のあらゆることを一つのアプリ上に統合し、提供しています。IoTにより生活がより自立したものになるということです。サービスには温度計やセンサー、玄関の鍵やインターホンなどのホームオートメーションが含まれます。アクティビティトラッカーや血圧モニター、遠隔モニターなどのコネクテッドな生活のためのものは衣料品などの形でそれとなく提供されます。身動きが不自由になると、家族や友人とコンタクトを取る上で、ビデオチャットやオーディオチャット、メッセージングや写真のシェアなどが重要になってきます。」

K4プラットフォームは特許取得済みのオープンでモジュール化されたスケーラブルなものだとMoody氏は説明する。

「周りがみんなクラウドに走るのに対し、我々はクラウドとエッジプロセスを組み合わせています。これによりもし自宅でネットがダウン、WiFiもダウンした状況でも、ホームオートメーションは生きたままであり、そのレイテンシンは極めて短いものです。例えばそんな時、自宅で高齢者が夜中の2時に起き出した場合も2、30秒で即座に電灯をつけることもできます。」

K4Connect技術の高齢者世帯における普及は驚くほど進んでいる。Moody氏はこう述べる

「K4Communityを導入したコミュニティは11になります。みんながアプリを使うわけではないのですが、全員がホームオートメーションを利用しています。ベッドから起きればライトが付き、その日の時間に応じて快適性や安眠を保つため室温は自動調整されます。アプリを使うクライアントは75%であり、1日の平均利用時間は15分です。この75%と言う数字は、シリコンバレーの企業であれば非常に大きいと判断するでしょう。また1日15分というのも人々がpinterestやFacebookにかける時間と大差ありません」

CATE LAWRENCE
[原文4]

※本ニュース記事はReadWrite Japanから提供を受けて配信しています。
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