【Drupal 8入門】Drupal 8の基礎知識とPantheonを用いたインストール
![](https://thinkit.co.jp/sites/default/files/styles/main_image_730x/public/main_images/10075_main.jpg?itok=ornaAp12)
テーマを入れ替えてデザインを変更する
インストールが完了しましたので、いよいよ実際にサイトを制作していきます。今は素っ気ない⻘い画面が表示されているので、冒頭で紹介したサイトのように仕上げていくには長い道のりが必要になると思われるかもしれません。Drupalには、WordPressなど他のCMSと同じように「テーマ」と呼ばれる機能があります。
これを使えば、簡単にサイト全体のデザインを変更できます。まずはテーマをインストールしてみましょう。DrupalのテーマもWordPressのテーマと同様に、フリーで配布されているものと、有料のものがあります。今回はDrupal公式サイト、drupal.orgで配布されいるフリーのテーマを使用します。
1.https://www.drupal.org/ にアクセスし、サイト中段の「Themes」をクリックします。
※ThemesページURL(https://www.drupal.org/project/project_theme)
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007522.jpg)
2.テーマを検索するページです。このページでは、各Drupalのバージョンに応じたフリーのテーマを検索してインストールする事ができます。今回は「Paxton」というテーマを利用しますので、Search Themesという検索ボックスに「Paxton」と入力してSearchボタンをクリックします。
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007523.jpg)
3.検索結果に「Paxton」テーマが表示されます。Paxtonというリンクをクリックして、「Paxton」テーマの専用ページに移動します。
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007524.jpg)
4.Paxtonテーマの専用ページです。テーマやモジュールにはそれぞれ、専用のページが与えられています。このページではPaxtonテーマが何件のサイトで使用されているか、何回ダウンロードされたか、現在の開発状況やバージョン情報、アップデート日などの情報を知ることができます。このページの見方については、次回以降の連載記事中で説明します。
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007525.jpg)
5.ページ下部のDownloadsからtar.gzファイルへのリンクURLをコピーします。
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007526.jpg)
6.Pantheonの開発中のサイトに戻り上部のリンク「テーマ」をクリックします。
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007527.jpg)
7.Drupal 8テーマの管理ページです。現在はBartikテーマがインストールされていて、適用されている状態です。「新しいテーマをインストール」をクリックします。
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007528.jpg)
8.先ほど、コピーしたテーマのtar.gzファイルへのURLをフォームにペーストして「インストール」をクリックします。
※今回は環境の構築で躓かないようにブラウザからインストールする方法を採用しています。FTP等で "/themes" ディレクトリにテーマのファイルをコピーしてもテーマをインストールできます。
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007529.jpg)
9.テーマのインストールが完了します。次のステップ「新しく追加されたテーマをインストールする」をクリックします。すると、先ほどのテーマの設定画面に戻ります。
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007530.jpg)
10.テーマの設定画面の下の方に、アンインストール済みテーマとして「paxton」がインストールされています。「Paxton」の「インストールしてデフォルトに設定」をクリックして、テーマを有効化します。
※ここでデフォルトに設定されているテーマのデザインのみがサイトに反映されます。
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007531.jpg)
11.「既定のテーマが Paxton に変更されました。」と表示されます。これで、テーマが「Paxton」に切り替わりました。左上のメニューの「サイトへ戻る」からサイトの外観を確認してみましょう。
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007532.jpg)
12.サイトのテーマとして「Paxton」が適用され、変更されたデザインが確認できます。
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007533.jpg)
13.サイトのロゴとスライドショー画像を入れ替えます。管理者メニューのサイト構築をクリックしてください。
スライド文書と画像につきましては、ファイル置き場からダウンロードしたzipファイルを解凍してお使いください。
※今回使用する「Paxton」テーマにはスライドショー機能が実装されています。そのため、テーマのページから画像を変更するだけで変更が可能です。テーマによっては、スライドショーを実装していないテーマもあります。その場合は、Views Slideshow等のモジュールを追加する事でスライドショーを独自に実装する事も可能です。
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007534.jpg)
14.テーマ設定のページから、Paxtonテーマの「設定」をクリックしてください。
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007535.jpg)
15.Paxtonテーマの設定ページの「ロゴ画像の設定」から「テーマが提供するデフォルトのロゴを使用」のチェックボックスを外して、ロゴ画像をアップロードします。
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007536.jpg)
16.次にPaxtonテーマの設定ページの「SMART BLUE SETTINGS」からスライドショー画像と文章の設定を開きます。ここで、「Slide 1 Title」「Slide 1 Description」を入力し、「Slide 1 Image」に画像をアップロードします。URLについては、後ほど入力しますので、そのままでかまいませんSLIDE 2~SLIDE 5についても同様に入力してください。その後、「設定を保存」をクリックします。
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007537.jpg)
17.ロゴとスライド画像が変更されたのを確認します。更新が反映されない場合はサイトのキャッシュを削除する必要があります。
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007538.jpg)
18.キャッシュを削除するには「環境設定」をクリックします。
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007539.jpg)
19.パフォーマンスをクリックします。
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007540.jpg)
20.キャッシュのクリアをクリックします。「キャッシュがクリアーされました。」と表示されたのを確認します。
その後「サイトに戻る」からトップページを確認してください。今後、作業を行う中で設定や変更が反映されない場合にはキャッシュのクリアを必ず試してみてください。
![image alt text](/sites/default/files/article_node/1007541.jpg)
今回のまとめ
今回はPantheonにアカウントを作成し、Drupalを稼働させました。そして、テーマをインストールして、サイトの外観を変更しました。最初にお約束した通り、ここまで、コードを一切記述していません。次回以降も同様にコードを一切書かずにサイトを構築していきます。
次回はDrupalの構造の中心となる、「コンテンツタイプ」と「タクソノミー」の作成、「メニュー」の登録を行っていきたいと思います。次回は配信予定は来週です。お楽しみに!
連載バックナンバー
Think ITメルマガ会員登録受付中
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- 【Drupal 8入門】コンテンツの翻訳と多言語設定(後編)
- 【Drupal 8入門】モジュールのインストール、ユーザー作成と権限の設定
- IBMのSoftLayerで最新のDrupal 8を試してみよう!
- 【Drupal 8入門】コンテンツの翻訳と多言語設定(前編)
- 【Drupal 8入門】ブロックレイアウトとコンタクトフォーム作成
- 【Drupal 8入門】Drupalを支えるコミュニティ活動と各種情報
- 【Drupal 8入門】Viewsによるコンテンツ一覧ページの作成(前編)―Viewsの概念と基本的な使い方
- Drupalの歴史における革命的な変更を含むDrupal 9のリリースと今後の展望
- Drupal Expo 2017 in Japan開催 Googleから経済産業省まで多彩なゲストがDrupalの応用を語る
- Drupalビジネスコンソーシアムが第1回説明会で今後の活動方針を発表