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「コミュニケーション」もエンジニアの仕事の1つ – なぜSpeeeには上昇志向のエンジニアが集まるのか

2016年9月5日(月)
ReadWrite Japan

Webマーケティング事業とインターネットメディア事業で培ったナレッジをもとに海外メディアや医療事業など様々な領域での新規事業の開発に力を入れる株式会社Speee。今回は、不動産領域における〈不〉を解消する、不動産売却・査定サイト『イエウール』の立ち上げ期からエンジニアとして携わっていた西岡 寛兼(にしおか・ひろかず)氏と、今年の5月からエンジニアとして同サービスに携わっている天野 太智(あまの・たいち)氏のお二人に話を伺った。

活気あふれる現場、熱い議論は「チャット上」で

– まずは、イエウールにどのような役割で関わられているのか、お伺いできますでしょうか。

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◇株式会社Speee 開発部 開発グループ 西岡 寛兼(にしおか・ひろかず)氏

西岡氏:じつは、僕は今年の3月でイエウールからは離れてしまったのですが、2年半前のプロジェクトスタートの時点では、エンジニアとして開発に携わっていました。プロジェクト全体としても、事業責任者と私の2人からのスタートでしたので、ほんとに何もないところから作ったという感じですね。

– 企画の要件を集めるところからですか?

西岡氏:そうですね。業界内においても後発のサービスなので、すでにあった競合サービスを参考にしました。当然ながら裏側は見えないので、ヒアリングやテスト営業の結果を吟味し、サービスとして稼働させられるラインを見極めながらも、「我々ならではの強みをどこに作っていくか」という点について日々2人で話し合いながら開発しました。

– 現在は天野さんが開発に携わっているという感じですかね?

天野氏:そうですね。私は5月にジョインして、開発チームの一員として開発をしています。

– 個人の話になるのですが、何故エンジニアになったのかと、何故Speeeに入社されたのかを伺いたいです。

西岡氏:僕がプログラミングを始めたのは、中学生の時にプログラミングゲームを買ったときです。当時はプログラミングがしたかったわけではなく、そのゲームも『RPGツクール』のようなゲームだと思って買ったのですが、フタを開けてみたらひたすらプログラムを書いてゲームを自分で作っていくもので(笑)。それでも、初心者にもわかりやすく漫画でプログラミングを解説してくれていて、中学生の僕でも頑張れば動かせるという部分にハマってしまいました。

そのあとはWebや当時流行りのFlashにも手を出しながら、大学は自然に情報工学を選んでいて、そのままソフトウェアエンジニアの道に進んでいきましたね。僕の感覚としてはこれといった意思決定をした感覚はなく、ゲームを間違って買ったおかげで道が開けたというところです(笑)

天野氏:Speeeに入ろうと思った理由は、とにかくエンジニアの活気があったからです。「どうやってこれを実現したらいいか」など、チャット上で技術に対する議論が盛り上がるアクティブな会社ですし、カンファレンスへの参加費補助や個人学習用のサーバ費補助などを全力でサポートしてくれる体制もある。会社にも技術力が高い人が集まっている部分にも魅力を感じました。事業面は、私はITだけで完結しないリアルを感じられる事業に携わっていたいと思っていたので、Speeeの事業の話を聞いた時に不動産も含めてオフラインのリアルな課題を泥臭く解決しているところが「楽しそうだな」と思ったので決めました。

– 他社と比べてエンジニアの活気はどのように違うと感じますか? たとえば作業しているときの目が輝いているというような。

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◇株式会社Speee 開発部 開発グループ 天野 太智(あまの・たいち)氏

天野氏:「活気がある」という言葉そのままにはなるのですが、たぶん勉強しなかったら速攻おいていかれてしまうので、切磋琢磨できる環境がありますね。それでいて顧問や社外のパートナー企業など技術力の高い方が社内外にいるので、困ったときに相談することができるし、その人を目標に頑張ることもできる。会社としても、若い優秀な人材を積極的に採用するなど、とにかく成長の機会を与えてくれる。そういう面で他社とは一線を画すと思います。

– 西岡さんの入社の決め手はなんでしょうか?

西岡氏:前職の先輩がSpeeeにいたことが決め手の一つですね。初めての転職だったので、僕の知っている人がいる環境という安心感はありました。当時のSpeeeのエンジニアと面談する機会を作っていただき、単純にそのエンジニアが優秀だなと思ったのも大きいです。前の会社にも尊敬するエンジニアはたくさんいたのですが、尊敬するエンジニアの隣で働ける環境ではなかったんです。それに比べてSpeeeは、人数規模が小さいからというのもありますが、隣に尊敬するエンジニアがいる環境で仕事ができ、必ず自分にとってプラスになると思って入社を決めました。

– お二人を見ていると、コミュニケーションが活発なのかなという印象を受けました。

天野氏:チャット上でのコミュニケーションはとても活発ですね(笑)

西岡氏:一般的な体制は、プロダクトマネージャやディレクターが何を作るかを決めてからエンジニアが取りかかることが多いと思うのですが、弊社はそうではないですね。営業やクライアントサポートがどのような仕事をしているかを把握し、困っている部分をエンジニアが自ら拾って解決していく必要性があると思っているので、そもそも「コミュニケーションを含めてエンジニアの仕事」だという部分はありますね。

– 入社されてから、ここは山場だったな、というところがあればお伺いしたいです。

西岡氏:入社して最初のプロジェクトですかね。そのプロジェクトは、2013年の12月にスタートし、1月末までにサービスをリリースするという目標でした。しかも担当エンジニアは僕1人で(笑)。その前提で2月にはプロモーション担当の入社が決まっていたので、12月1月の2か月間1人で作りきるというのはなかなかキツかったですね。技術的に難しかったというよりは、リソースの問題だったような気がします。1月の三が日は休みましたが、それ以外は毎日会社に来ていました。技術うんぬんではなく勢いでなんとかした感じですね(笑)。今でこそ楽しかったなと思いますが、当時はしんどかったです。

エンジニアの挑戦を支える「信頼」と「社内体制」が強み

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– ざっくばらんで構いませんが、Speeeの技術的な強みで思い浮かぶことはありますか?

西岡氏:もともとWebマーケティングに強みを持った会社だったのですが、会社全体のミッションとして世界の進化に貢献するという目標を掲げており、サービスを新しく作ろうと考えたときに、開発力が必要だと経営陣をはじめ、会社全体の意識が変わってきた経緯があります。まつもとゆきひろさんや井原正博さんなど業界でも有名な方を技術顧問につけたり、エンジニアには最新のPCやディスプレイやキーボードを配布したりするなど、エンジニアの生産性を大事にしてもらっていると思いますね。

Speeeの開発部は現在、開発チームの開発力を上げることがビジネスに転換できる可能性を引き上げることに直結している、というタイミングです。だからこそ、自分たち次第でできることは無限にあって、カオスと秩序が混合した環境なので、エンジニアにとっては楽しい場所だと思います。プログラムだけ書いていれば満足ということではなく、本気で技術を伸ばしたいエンジニアが、自分のやりたいことをできますし、その成果やアウトプットをそのまま評価してもらえます。そこでできた信頼をもとに次のチャレンジを用意してくれるのが、Speeeの開発部なんじゃないかなと思います。

天野氏:それは2ヶ月しかいない僕でも感じていることですね。

– 今後一緒に働きたい人を挙げるならば、やる気があるのはもちろんで、一方で開発だけできればいいというわけでもないですよね。

西岡氏:そうですね。フラットな関係で、技術をとことんまで磨く気概のあるエンジニアと働きたいですね。

– 今後のお2人の野望や展望をお伺いしたいです。会社としてはこうしていきたいなという部分や、開発としていつかこんなものを作ってみたいなという想いはありますか?

西岡氏:現在、私が所属する事業部では日本の医療を変えていく取り組みをおこなっており、エンジニアとして医療領域に携われるのはとても稀有な機会だと感じています。それと同時に絶対に成し遂げるべきだという責任も感じています。イエウールは2年で形になったものの、いまの取り組みは長期にわたる大きな取り組みだと思うので、じっくりと確実に成し遂げたいなというのが事業面での野望ですね。個人としては、世の中のすごいエンジニアと肩を並べられるようなエンジニアになっていきたいなと思っています。

天野氏:そうですね。僕はこれまで西岡が作り上げて、ある程度の規模まで成長したイエウールを引き継いだうえで、さらに成長させて、不動産業界自体により大きなインパクトを与えたいですね。イエウールは業界の構造を変えるような大きなプロダクトになったと思うので、事業的にはそういう部分で貢献できたらいいなと思います。一個人としましては、西岡と同様これまで自分がすごいなと思ってきたエンジニアの一員になりたいので、そこに近づけるようなアウトプットを出していきたいです。

– ありがとうございました。

さまざまな事業を有する事業会社だからこそ、できることは無限にある。エンジニアにとって楽しい場所だと現場から聞こえてくることに驚いた。自分のやりたいことができ、その成果やアプトプットを評価してくれるという環境は、上昇志向のエンジニアを集めるのかもしれない。そんなエンジニアたちの上昇志向をサポートする体制が整っているというのも大きな要因だろう。社会に存在するさまざまな課題を技術で解決していく、株式会社Speeeに今後も期待したい。

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今回取材した方

株式会社Speee 開発部 開発グループ
西岡 寛兼(にしおか・ひろかず)氏

2011年に名古屋大学を卒業。その後、大手ECサイトにて出店している店舗向けツールの開発・運用を担当した後、2013年に株式会社Speeeへ入社。一括査定サービス「イエウール」の立ち上げからプレイングマネージャーとして従事。現在は医療事業においてリードエンジニアとして新たなステージに挑む。開発のみに注力するのではなく、事業そのものをデザインし、全てのステークホルダーに価値を提供し続ける開発スタイルを貫く。

株式会社Speee 開発部 開発グループ
天野 太智(あまの・たいち)氏

大学で考古学を専攻するもプログラムの世界に魅せられ、エンジニアとしてキャリアを積む。2016年に株式会社Speeeへ入社。現在は不動産一括査定サービス「イエウール」(https://ieul.jp/)でサーバーサイドの開発を担当している。現場との密なコミュニケーションを通し、事業にとって最適なシステムを意識した開発に取り組む。

ReadWrite[日本版] 編集部
[原文4]

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