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フェイスブックの開発者イベントF8でARとVRについての新情報が続々

2017年4月24日(月)
Mogura VR
本記事はVR専門メディア「Mogura VR」から提供されているもので、国内外のVR関連情報をいち早く、正しく、分かりやすくお伝えします。

4月18日より2日間、アメリカのサンノゼにてフェイスブックの開発者向けイベント「F8 2017」が開催されました。今週は、こちらのイベントでピックアップした情報を中心に紹介していきます。

フェイスブックの開発者イベントF8でARとVRについての新情報が続々

フェイスブックは4月18日と19日の2日間、カリフォルニア州サンノゼにおいて、世界中の開発者が年に1回集うFacebookの開発者会議「F8 2017」を開催しました。

CEOのマーク・ザッカーバーグ氏が同社のビジョンを語り、発表を行う基調講演に始まり、Facebookが提供するさまざまなサービスに向けてアプリ開発などを推進するためのノウハウ提供などのセッションが行われるほか、最新のサービスを紹介する展示もありました。今回は、5つほどのトピックにまとめて紹介します。

ARに本腰 第一弾の最新ARカメラプラットフォームが備える4つの特徴

今回、フェイスブックが発表したARカメラの特徴は4つあります。1つ目は、現実に対して2Dのエフェクトをかけることができる「Basic Effects」です。すでにSnapchatやSnowなどのアプリでも実装されている顔認識に基づくデコレーション等を可能にします。センシング技術やコンピュータビジョンの知見を組み合わせて実現したと紹介されていました。また顔認識だけにとどまらず、身体もしっかりと認識できることなどを強調していました。

2つ目は、現実の3D構造を認識してマッピングするSLAM(Simultaneous Localization And Mapping)に基づく「Precise Location」です。GoogleのTangoのように、空間構造を認識し、机の上に3Dモデルを置いたり、壁に情報を貼り付けたりといったことが可能となります。

3つ目は、現実世界に3Dのエフェクトをかけることができる「3D Effects」。SLAMによって取得された空間情報をもとに、現実空間に3Dのエフェクトを投影することができます。

そして4つ目が、現実の物体を認識する「Object Recognition」です。カメラを通して現実空間の物体を形状などから特定します。また「Location」と呼ばれる、GPSと連動してメモなどを空間においておくと、他の人とも共有できる機能も紹介されました。

こうした特徴を備えた新たなARプラットフォームを、同社は「第一歩」にすぎないと強調。将来的には、カフェで並ぶラインを表示したり、店の評価を示したり、デジタルな展示を表示できる、として最終的なARプラットフォームのあるべき姿を垣間見せました。

ソーシャルVRアプリ「Facebook Spaces」ベータ版配信開始

VRで友達とコミュニケーションをとることのできるソーシャルVRアプリ「Facebook Spaces」のベータ版が発表されました。アバターは、自分のプロフィール写真を取り込んで簡単に作成可能です。また、空間に絵を描いて動かしたり、ミニゲームをするといったちょっとした遊びも可能です。フェイスブックの360度写真や動画を体験することもできます。

動ける実写VRコンテンツ撮影用の次世代6DOF(6自由度)の360度カメラを2017年中に提供へ

フェイスブックが提供する360度カメラ「Surround 360」の新型x24とx6が発表されました。 いずれも空間の深度情報を測定可能な「Volumetric 360 Camera」で、撮影された360度動画の中をVRヘッドセットを装着して動き回ることが可能になります。

フェイスブックは、2016年のF8にて360度の撮影システムSurround 360を発表しました。Surround 360は17個のカメラを組み合わせて撮影するカメラシステムで、立体視可能な3Dの360度動画の撮影が可能です。これまでの2Dの写真から360度全天球の撮影へ、そして3Dの360度撮影が可能となりました。そしてその次に到来するのが、6DOF(6自由度、Degree Of Freedom)の3D 360度撮影(前後上下左右の3次元座標での移動を可能にするということを意味します)であり、それを可能にするのが次世代のSurround 360ということになります。x24は24基のカメラを、x6は6基のカメラを搭載しています。いずれも立体視可能な3Dの360度動画が撮影できるだけでなく、深度情報を測定しており、撮影された動画をVRヘッドセットで体験しながら、動くことが可能です。

VR体験をキューブマッピングして手軽に360度キャプチャーして共有するプラグインを公開

フェイスブックは、VRゲームやアプリを体験中に、手軽に360度写真や映像をキャプチャできるプラグイン、「360 Capture SDK」を発表しました。

VRは特に「体験してみないと分からない」という面があり、いかに手軽に、より伝わりやすく体験を共有できるかが課題となっています。そうした中で、FacebookはVR体験の中で360度の写真や映像を手軽に撮影できるように、新たなVR向けプラグイン「360 Capture SDK」を発表しました。

360 Capture SDKでは、従来の360度カメラの多くが採用している「ステッチング」(複数の写真の境目をつなぎ合わせ全球映像にする手法)ではなく、「キューブマッピング」という手法を採用しています。この手法は6方向のキャプチャを組み合わせることで実現され、低負荷な処理で済むため、Riftでは90 FPSのVR体験を維持しつつ30FPSでの映像撮影を可能にしました。

360 Capture SDKを使用すると、360度写真/映像をニュースフィードにアップロードしたり、VRヘッドセットで再生したりすることができます。

SDKは現在GitHub上で公開されており、興味のある開発者は利用し、あるいは自身のコンテンツに組み込むこともできます。

ブラウザで動くWebVRのライブラリ「React VR」を公開

WebVRはWebページ内にVRコンテンツを埋め込み、アプリなどを用いずに再生を可能にする仕組みです。今回、フェイスブックはWebVRでJavaScriptのオープンソース・ライブラリ「React VR」をローンチしました。JavaScriptを使い、ゲームエンジンを使わずに手軽にVRコンテンツを制作し、ウェブサイトに組み込むことができます。

また、フェイスブックはGitHubに、React VR用の誰でも使用できるコードベースをリリースしました。チュートリアルも用意されているので、「React VR」がどのように動作するかも簡単に確認することができます。フェイスブックとOculusが開発したReact VRは、Oculus Rift、HTC ViveなどメジャーなVRヘッドマウントディスプレイで利用可能です。Google ChromeやFirefoxなど対応のブラウザも増えていくとのこと。

本ニュースの詳細はこちら:
VR関連の発表に注目 フェイスブックの開発者イベントF8 日本時間19日午前2時から基調講演
http://www.moguravr.com/facebook-f8/

FacebookもARへ本腰 第一歩としてARカメラプラットフォーム発表
http://www.moguravr.com/facebook-ar-camera-platform/

フェイスブック、ソーシャルVRアプリ『Facebook Spaces』ベータ版配信開始
http://www.moguravr.com/facebook-spaces-beta/

フェイスブック、動ける実写VRコンテンツ撮影用の次世代360度カメラを2017年中に提供へ
http://www.moguravr.com/2nd-gen-surround360/

VR体験を手軽に360度キャプチャーして共有 Facebookがプラグインを公開
http://www.moguravr.com/facebook-360-plugin/

Oculus、ブラウザで動くWebVRのライブラリ「React VR」を公開 Airbnbなど利用
http://www.moguravr.com/react-vr/

VRでキャラになりきってアニメを制作できるVRアプリ「Mindshow」2017年第3四半期に登場予定

VRでキャラクターになりきって自由にアニメーションを作れるソフト「Mindshow」のオープンベータが、2017年第3四半期(7月から9月の間)に開始されることが明らかになりました。4月13日、ロサンゼルスで開催されたVRLAにて、開発チームのVisionaryVRが発表しました。

ユーザーは用意された舞台を選び、自由に小道具も配置します。キャラクターをシーンに置いたら、HTC Viveのトラッキングを応用したモーションキャプチャーで登場人物を自在に動かすことができます。キャラクターのモーションを記録しながら、声を入れるとボイスチェンジャーにより、それっぽい声で記録されます。

「Mindshow」はHTC Vive向けに配信が予定されていますが、PlayStation VRとOculus Rift向けのリリースも検討しているとのこと。日本でもバーチャルアイドルのキズナアイが人気となるなど、モーションキャプチャを使ってキャラクターをリルタイムに動かす取組みがすでに始まっています。

本ニュースの詳細はこちら:
VRでキャラになりきってアニメ制作 VRアプリ『Mindshow』2017年第3四半期に登場
http://www.moguravr.com/mindshow-vr-2/

世界中を飛び回る「Google Earth VR」Oculus Rift版が無料配信。Steamにて9割以上の高評価

Google Earth VRはこれまでPC用のヘッドマウントディスプレイHTC Vive向けに提供されていましたが、4月19日より同じくPC向けのOculus Rift向けの配信が始まりました。Oculus Touchコントローラーを使い、地球上のあらゆる場所に行くことができます。

Steamでは現在、1,074件中1,035件以上の「良い(positive)」という評価がついています。またソフト自体のアップデートも同時に行われ、検索機能が追加されました。グーグルはフィードバックを反映しながら、今後もアップデートを行っていくので、ぜひフィードバックを送ってほしいと呼びかけています。

「Google Earth VR」Oculus Rift版はOculus Storeで無料配信中です。

本ニュースの詳細はこちら:
世界中を飛び回る 『Google Earth VR』Oculus Rift版が無料配信
http://www.moguravr.com/google-earth-vr-for-oculus-rift/

360度 4K画質のカメラ「RICOH THETA」の新機種が発表に。NAB SHOW 2017に展示される予定

株式会社リコーは、360度カメラ「RICOH THETA」シリーズでは初となる、4K画質の360度動画撮影・ライブストリーミングに対応した新機種を発表しました。同機種はアメリカのラスベガスで行われる放送機器展「NAB SHOW 2017」(4月22日~27日)に、出展される予定とのことです。

スマホと連携し、ワンタッチで360度の静止画と動画を撮影できる手軽な360度カメラとなっています。今回、発表された新機種の概要は下記のとおりとなります。なお、下記製品の最終的な仕様・外観などは変更の可能性もあるとのこと。

「RICOH THETA」シリーズ新機種概要

製品名:未定
発売時期:2017年中を予定

主な特徴

  • 4K画質・30fpsの360度動画撮影に対応
  • 4chマイクを内蔵し、360度動画にリンクした空間音声記録が可能
  • 360度の4Kライブストリーミングに利用可能
  • 拡張アプリケーションによる機能拡張に対応(AndroidベースOSを載予定)

本ニュースの詳細はこちら:
リコー、360度カメラ「RICOH THETA」新機種を発表 4K画質の360度動画が撮影可能に
http://www.moguravr.com/ricoh-theta-new-rel/

本記事はVR専門メディア「Mogura VR」から提供されているもので、国内外のVR関連情報をいち早く、正しく、分かりやすくお伝えします。

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