VR向けグローブの「VRgluv」がKickstarterでプロジェクト開始

2017年5月8日(月)
Mogura VR
本記事はVR専門メディア「Mogura VR」から提供されているもので、国内外のVR関連情報をいち早く、正しく、分かりやすくお伝えします。

ゴールデンウィークの大型連休も終わり、日常が戻ってくる今日このごろです。今回は、VR対応のゲーム制作エンジンやツール、360度カメラや新しいデバイスなどの情報を紹介します。

シリコンスタジオがVR対応のゲーム制作エンジン「Xenko」をリリース

シリコンスタジオ株式会社は、ゲーム制作エンジン「Xenko」を4月25日にリリースしました。本エンジンは、C#で開発できるゲーム制作エンジンであり、インディーズのデベロッパーから大規模なゲーム開発会社にいたるまで対応できるよう設計されているとのこと。

リアルタイムでCGを描画する技術を始め、VR開発をサポートするシーンストリーミング管理、パイプラインレンダリングエディター、加えてバイノーラルオーディオ、ワンクリックでのVR設定などの機能が実装されています。

Xenkoの料金体系は、Personal、Pro、Pro Plus、Customの4プランがあります。Personalプランは条件付き無料、中小のゲームスタジオが対象となるProプランは月額$75、中規模から大規模のゲームスタジオを対象としたPro Plusプランは月額$150で、Customプランは要望に応じて見積りが行われるとのこと。7月31日まで「ウェルカムキャンペーン」が実施され、一部の有料プランを無料で使用可能です。

本ニュースの詳細はこちら:
シリコンスタジオ、VR対応のゲーム制作エンジン『Xenko』配信開始
http://www.moguravr.com/xenko-vr-engine/

2Dイラストを3D風に動かせるVR対応アニメーションツール「Live2D Euclid」配信

株式会社Live2Dは、VR制作にも対応しているアニメーションソフト「Live2D Euclid」を4月26日に配信しました。2Dで描かれたキャラクターなどのイラストを組み合わせて、3D表現を可能にするソフトとなっています。

これまでにリリースされていたシリーズである「Live2D Cubism」は。1枚の原画を変形して動かすため、動きの範囲が限定的でした。今回リリースされた「Live2D Euclid」は、複数の原画を変形しながら連携させ、全角度や表情などにおいて360度の立体表現を行えるツールとなっているとのことです。

「Live2D Euclid」は、無料のトライアル版でも、PRO版のすべての機能を試用できます。製品情報ページで公開されている無償ダウンロード可能なソフトウェア「Euclid Launcher」を通して登録することで90日間試用できます。

本ニュースの詳細はこちら:
VR制作に対応 2Dイラストを3Dのように動かせる「Live2D Euclid」配信開始
http://www.moguravr.com/live2d-rel/

グーグルがプロフェッショナル向け3D 360度カメラ「Yi Halo」を発表

グーグルは、Yi Techonogy社と提携して開発した新作の360度カメラ「Yi Halo」を発表しました。特徴の1つが、奥行きを擬似的に感じさせる「立体視」が可能な3D撮影です。

撮影されたシーンを3D分析し、つなぎ目を残さないようにつなぎ合わせることで、3Dシーンを構築することができます。そのため、VRゴーグルなどで体験した際に、立体視が可能になり奥行きが感じられます。

「Yi Halo」は、グーグルが手がける360度動画撮影のためのオープンプログラム「Jump」にも対応しています。また「性能も良く低価格で実用的」という点も強調しており、幅広いユーザー層が360度カメラを使えるようになることを視野に入れているとのこと。

本ニュースの詳細はこちら:
グーグル、プロ向け3D撮影可能な360度カメラ「Yi Halo」発表
http://www.moguravr.com/google-jump-yi-halo-360-camera-3d-vr/

VR向けグローブの「VRgluv」がKickstarterでプロジェクト開始

手袋型のVRデバイスを開発しているVRgluvが、クラウドファンディングサイトKickstarterにて投資を開始しました。本キャンペーンは、開始から24時間で目標金額の50%を達成し、3日間で目標金額を集めました。5月8日現在では目標の1.5倍近くの金額を集めています。

手袋型VRデバイスのVRgluvは、指の動きを読み取るほか、VR内のものをつかむことができる触覚デバイスです。

手や指の動きをトラッキングし、VR内でモノをつかんだ時の触感をコントローラーを通して感じることもできます。また、握力にも反応し、優しくつかんだり、握り潰すといったことも可能になります。同コントローラーは、HTC ViveやOculus RiftなどのVRヘッドセットに対応予定とのことです。

本ニュースの詳細はこちら:
VR向け手袋VRGluv、Kickstarter開始3日で目標達成
http://www.moguravr.com/kickstarter-vrgluv/

4Kライブ配信可能の360度カメラ「Z CAM S1」5月初旬販売

ジュエ株式会社は、小型の360度カメラ「Z CAM S1」を5月初旬に販売することを発表しました。「Z CAM S1」は、190度の魚眼レンズ搭載し、4台のカメラを1つのユニットに統合したカメラです。

約92×92×142mmとコンパクトサイズでありながら、6K画質で30FPS、4K画質なら60FPSの360度動画撮影が可能です。

また、4K画質でのリアルタイムステッチとライブストリーミング配信にも対応しています。さらにFacebookが提供するライブストリーミング配信の「Live 360」に認定されており、カテゴリは「Professional Oriented Cameras」に含まれ、高画質なLive 360ライブストリーミング配信ができるとのことです。本製品の販売は5月初旬を予定しており、予定販売価格は36万8,000円(税別)とのことです。

本ニュースの詳細はこちら:
4Kライブ配信可能の360度カメラ「Z CAM S1」5月に販売
http://www.moguravr.com/z-cam-s1-360/

増加するVR体験施設 IMAXが日本を含む各国に体験施設開設へ

映画などで知られるIMAX社は公式サイトにて、ニューヨーク、マンチェスター、上海、そして日本でVR体験センターを開設することを発表しました。

VR体験センターのオープンに関して、ロケーションや解説日などの具体的な情報はまだ明らかとなっていません。IMAX社のCEOであるリチャード・L・ゲルフォンド氏は「IMAX社はロサンゼルスでワーナーブラザーズ社と提携、ハリウッド映画をテーマにしたVR体験センターをオープンしました。2017年9月にも新たに「アクアマン」や「ジャスティス・リーグ」などをテーマにしたVRコンテンツを映画館で導入予定です」とコメント。今後もIMAX社がVRビジネスに注力していくという姿勢が伺えます。

本ニュースの詳細はこちら:
IMAX、日本を含む世界中に体験センター開設へ
http://www.moguravr.com/imax-vr-center/

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