lighttpdを知っていますか?

2008年8月7日(木)
並河 祐貴

Apacheとlighttpdのインストールを比較する

 Apacheとlighttpdのインストール方法については、パッケージ管理システムなどを使ったインストール、ソースからコンパイルしてインストール、Windows上でGUIのインストーラを使ってインストールするなど、いくつかパターンが存在しますが、今回はそれぞれについて導入方法を比較していきます。

 まずパッケージ管理システムの「yum」や「APT」を利用する場合について見てみましょう。

 パッケージ管理システムを用いたApacheやlighttpdのインストールは非常に簡単です。RedHat系のOS(FedoraやCentOSなど)はyum(Yellow dog Updater, Modified)、Debian系のOS(UbuntuやKNOPPIX)ではAPT(the Advanced Packaging Tool)を使います。

 Apacheでyumを使う場合、以下のコマンドを実行します。

# yum install httpd

 APTを使う場合、以下のコマンドを実行します。

# apt-get install apache2

 lighttpdでyumを使う場合、以下のコマンドを実行します。

# yum install lighttpd

 APTを使う場合、以下のコマンドを実行します。

# apt-get install lighttpd

 上記の通り、パッケージ管理システムを使う場合は、インストール自体は両ソフトウエアともコマンド1つ実行するだけで完了します。違いは全くありません。

 次に、ソースからコンパイルしてインストールする方法はどうでしょうか。この方法は、利用するプラットホームによって、バイナリが入手できなかったり、必要なモジュールだけ組み込んだ形でWebサーバーを利用したい場合などに便利です。

 Apacheの場合は以下のコマンドを実行します。

# ./configure [オプション]
# make
# make install

 lighttpdの場合は以下のコマンドを実行します。

# ./configure [オプション]
# make
# make install

 こちらもインストール方法について、ほとんど違いはありません。[オプション]の部分は、利用するモジュールを有効・無効にしたり、インストール場所やライブラリ場所などを指定します。

 ただし、両ソフトウエアともに、利用するモジュール・機能によっては、あらかじめライブラリが必要となる場合があります。特にlighttpdでは、正規表現のライブラリである「PCRE(Perl Compatible Regular Expressions)」やzipの圧縮ライブラリである「zlib」などをあらかじめインストールすることが推奨されています。

Windows編のGUIインストーラを利用する

 図3に示すようにWindows環境については、両ソフトウエアともGUIのインストーラが提供されています。

 Apacheの場合は、Apacheの公式サイト(http://httpd.apache.org/download.cgi)より、Windowsバイナリ用のインストーラ(apache_x.x.x-win32-x86-no_ssl.msi)をダウンロードして実行すると、GUIのインストーラが起動します。

 途中で、必要事項(稼働させるWebサーバーのドメインネームや管理者のメールアドレスなど、後で変更可能)を入力する必要がありますが、インストーラに従うだけでインストールは完了します。

 lighttpdの場合は、WLMP ProjectのWebサイト(http://en.wlmp-project.net/downloads.php?cat=lighty)より、Windowsバイナリ用のインストーラ(LightTPD-x.x.x-x-Win32-SSL.exe)をダウンロードして実行すると、GUIのインストーラが起動します。

 基本的にインストール場所の確認を求められるだけで、インストールは完了です。インストール完了後は、lighttpdをインストールしたフォルダ内にあるサブフォルダ「bin」の中に存在する「Service-Install.exe」を実行すると、サービスとしてlighttpdが登録され実行されます。

 このようにWindowsのGUIインストーラでも、両ソフトウエアに操作の違いはほとんどありません。

 どの方法でインストールした場合でも、デフォルトのサンプル設定ファイルを使えばWebサーバーとして稼働しますので、基本的にインストールの容易性については、Apache・lighttpdともにほとんど違いはありません。

 次回は、Apacheとlighttpdのパフォーマンス面について検証を実施していきます。

TIS株式会社
基盤技術センター所属。オブジェクト指向開発、開発環境・ツール整備に従事した後、近年はRuby on Railsを中心としたオープンソース系ミドルウエアの検証/導入や、Xenなどのサーバー仮想化技術をターゲットに取り組んでいる。最近はクラウド・コンピューティングに興味津々。http://www.tis.co.jp/http://d.hatena.ne.jp/rx7/

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