米軍が軍用犬向けARグラスを研究中、戦場で遠隔から指示
先週もVR/ARに関する多くのニュースが報じられました。なかでも注目なのは、米国陸軍研究所が犬向けのARグラスを開発しているという報道でしょう。
米軍において軍用犬は幅広い業務を担っており、攻撃から爆発物探知、救助活動までカバーする必要不可欠な存在です。活動には人間のハンドラーがつき、ジェスチャーやレーザーポインターを使って指示を出しますが、実際の戦場では、指示を出す人間は戦火の危険と隣り合わせです。そこでARを用いた戦場でのコミュニケーション手段が考案されています。オペレーターは遠隔地にいながら、犬の見ているものを確認しながら、視界に指示を出していきます。
米軍が「犬向け」ARグラスを研究中、軍用犬に遠隔で指示
専用サイズのARヘッドセットを着けた軍用犬の視界に、人間が遠隔で攻撃から爆発物探知、救助活動の指示を行うという、米国陸軍研究所の研究内容が公開されました。
人間と動物とのコミュニケーションが専門のCommand Sight社が考案し、ARを使うことで遠隔から戦場での指示出しができるようになります。プロジェクトは連邦政府の中小企業技術革新研究プログラム(SBIR)の資金で行われ、今後2年間で「量産レベルのワイヤレス製品」の開発を行うということです。
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米軍が「犬向け」ARグラスを研究中、軍用犬に遠隔で指示
https://www.moguravr.com/us-army-ar-glasses-for-dog/
自動車向けARディスプレイの英企業が5,000万ドルを調達
英スタートアップのEnvisicsが、シリーズBラウンドで5,000万ドル(約52.6億円)の資金を調達しました。出資には韓国の現代(ヒュンダイ)モービス、米国のGM傘下であるGMベンチャーズといった自動車関連企業が参加しています。
Envisicsは、ARを使った進路指示や危険通知などをフロントガラスに表示する自動車向け次世代ヘッドアップディスプレイ(HUD)を開発しており、2023年の発売を予定しています。HUDの市場規模は2026年に25億ドル(約2,600億円)と、大きな成長が見込まれています。
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自動車向けARディスプレイの英企業、5,000万ドルを調達
https://www.moguravr.com/envisics-funding/
VR体験施設「The VOID」の創業者が「VRスカイダイビング企業」のCEOに就任
VRスカイダイビング体験を提供するスタートアップ「JUMP」の情報が公開されました。世界各地で展開するVR体験施設「The VOID」の共同創業者であるJames Jensen氏がJUMPのCEOに就任しました。
JUMPの詳細情報は不明ながら、「VRを活用したスカイダイビングアトラクション」を手掛けることが判明しています。体験者はウイングスーツとVRヘッドセットを身に着け、専用のヘルメットも着用するようです。サービスリリース時期は2021年になるとのこと。
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VR体験施設「The VOID」の創業者が“VRスカイダイビング企業”のCEOに、新天地目指す
https://www.moguravr.com/vr-startup-jump/
VR/ARへの応用もOK ボリューメトリックキャプチャ専用「xRスタジオ」
リアライズ・モバイル・コミュニケーションズ株式会社は、同社が運営するボリューメトリックキャプチャスタジオ「xRスタジオ」にて、システムを刷新したことを発表しました。
「xRスタジオ」は、ボリューメトリックキャプチャなどの3Dスキャン技術を開発する米8i社の技術を活用したスタジオです。カメラに囲まれたスタジオで、動く人間を空間撮影することが可能です。今回の刷新により、これまでよりも高い品質の3DCGを生成できるようになり、映像の品質を保ちながら4G/5GデバイスやARデバイスでも提供可能になったとのことです。
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VR/ARへの応用もOK ボリューメトリックキャプチャ専用「xRスタジオ」
https://www.moguravr.com/xr-studio-2/
※本ニュース記事は「Mogura VR」から提供を受けて配信しています。
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