今週は、広視野角・網膜投影のメガネ型ヘッドマウントディスプレイに関するニュースがありました。発表されたヘッドマウントディスプレイは、透過型かつ広視野角のデバイスという点が特徴です。透過型のデバイスというと、マイクロソフトのMRデバイス「HoloLens」が代表例として挙げられますが、このような透過型デバイスには視野角が狭いという欠点がありました。
今回発表された技術が今後どのようにデバイスに組み込まれていくのか、楽しみなニュースとなりました。
LG、ディスプレイの中央が分離するVRデバイスを開発か?
オランダのテック系メディアLetsGoDigitalによると、韓国のLGが新たに開発中と考えられるヘッドセットの特許を取得しました。このデバイスは、ディスプレイの中央部分が分離可能となっており、デバイスの脱着を手軽に行えます。
今回LGが取得した特許は、ディスプレイの中央部分が分離可能なヘッドセットの製造方法について記載したものです。ディスプレイの中央部をつなげて装着した際に、デバイスがしっかりとユーザーの頭部にフィットするシステムを採用しています。
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簡単に着脱 LGがディスプレイの中央が分離するVRデバイス開発か
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落合陽一氏ら、広視野角・網膜投影のメガネ型HMD発表
ピクシーダストテクノロジーズは、新たな広視野角の透過型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を発表しました。このHMDは2017年11月15日から17日に開催された国際放送機器展「Inter BEE 2017」にて発表されたものです。
今回発表されたHMDは、メガネ型のデバイスとなっています。網膜投影での表示となり、また、透過型で広い視野角を確保しているとのこと。網膜投影型のディスプレイはAvegant社なども開発を進めていますが、同社のデバイス「Glyph」は透過型ではありませんでした。
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落合陽一氏ら、広視野角・網膜投影のメガネ型HMD発表
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VR開発のハシラス、VRクリエイター向けにスタジオを公開
VRアトラクション・コンテンツ制作を手がけるハシラスは、開発者や個人VRクリエイター向けに同社の開発スタジオを公開する「ハシラス・オープンデイ」を12月2日に開催します。同社が開発する設備の紹介やVR体験デモが行われるとのことです。
本イベントの参加対象者は、ハシラスのVRコンテンツ制作に関心のあるエンジニア、3Dアーティスト、ディレクター、個人開発者となっています。
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VR開発のハシラス、VRクリエイター向けにスタジオ公開
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DAQRI、現場作業に特化した法人向けスマートグラスの出荷を開始
ロサンゼルスに拠点を置くAR開発企業のDAQRIは、同社の最新型スマートグラスである「DAQRI Smart Glasses」の出荷を開始しました。スマートグラスは現場業務での活用が期待されており、生産性の向上や効率改善などのメリットがもたらされます。
今回出荷されたデバイスはエンタープライズ分野での仕様を想定したデバイスで、生産現場や野外での活動、メンテナンスや修理、建築など幅広い分野での使用に対応しています。
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現場作業に特化 DAQRIの法人向けスマートグラス
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本記事はVR専門メディア「Mogura VR」から提供されているもので、国内外のVR関連情報をいち早く、正しく、分かりやすくお伝えします。
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