業務に必要な情報を確実に見つけ出せる「ConceptBase Enterprise Search」
優秀な日本語処理と情報の構造化で漏れのない検索を実現
多くのエンタープライズサーチではキーワード検索を採用しているが、企業内に存在する文書に含まれるキーワードは偏っているため、単純なキーワード検索だけでは目的の文書を探し出すのが難しい。
これを解決するために「ConceptBase Enterprise Search」では、情報を構造化してインデックス作成することで、ファイル形式ごとの特徴を利用した検索を実現している。
「現在、企業で最も利用されているのはExcelです。たとえば、単純に「金額」というキーワードで検索すると、文書中のどこかに「金額」という単語が含まれるExcelファイルが全てピックアップされてしまいます。しかしXML形式の検索インデックスを作成することで、特定の項目に「金額」が含まれる文書のみをピックアップし、さらにその金額が1000万円以上のものだけを表示する、というような条件をつけた検索も実現できます」とジャストシステムエンタープライズマーケティング部の部長である松田潤氏は語る。いわゆる「Excelレガシー」問題を解決する機能だ。
また、キーワード検索には「表記のゆれ」という問題もある。「うりあげ」という言葉には「売上、売り上げ、売上げ」といった表記がある。ユーザーが表記のゆれを把握し、全表記で検索して結果を統合するのは難しい。
しかしジャストシステムには日本語入力システム「ATOK」で培った日本語処理技術がある。表記のゆれを吸収して確実な検索をするのはもちろん、「着色していない」と「無着色」や「着色せず」を同じ意味だと解釈し、漏れのない検索、否定文と肯定文を区別して正しい検索を実現する。
このような企業内検索のための機能によって業務に必要な情報を確実に見つけ出すことができるようになる。
3クリックで5コンテンツにまで絞り込めるファイルサーバの「見える化」
エンタープライズサーチ導入を考えるユーザーのもう1つの大きな課題が、ファイルサーバ内の情報活用だ。「ConceptBase Enterprise Search」は、企業内に複数存在するファイルサーバを横断的に直感的な操作で検索させてくれる。しかも対象となるのはWindowsファイルシステムだけでなく、Lotus NotesやRDBも含まれる。
キーワード検索や自然文検索ができるのはもちろん、エクスプローラー風のツリー表示からクリックだけで対象範囲を絞りこめる。さらに、選択されたフォルダ内の文書は、瞬時に更新日、拡張子、キーワードで分類され、ユーザーはメニューをクリックしていくだけで文書を探し出すことができる。「だいたい3クリックで5コンテンツ程度に絞り込めます」と松田氏は語る。
「ConceptBase Enterprise Search」が提供する機能は、ユーザーの検索スキルに依存せず、誰でもが容易に目的の情報にたどり着ける環境を実現する。「類似システムはほとんど存在しません。たとえば、表記ゆれの吸収はたいてい辞書で対応しますが、私たちはATOKで長年培った日本語処理のノウハウを持っています。
また、オフィスソフトも開発しているため、企業で扱われる文書の内容や構造も熟知しています。インターネット検索技術を応用するのではなく、ビジネス文書の活用にフォーカスしたエンタープライズサーチが「ConceptBase Enterprise Search」です」と松田氏は自信を持って語る。
日本語処理能力やXML活用といったジャストシステムの強みが存分に活かされた「ConceptBase Enterprise Search」、ビジネス文書の有効活用や、検索による業務効率の向上のために、ぜひ導入を検討して欲しい。