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NVIDIAの独壇場に待ったをかけられるか? Intelが「Xeon Phi」の新製品「Knights Landing」をリリース

2016年8月2日(火)
ReadWrite Japan

2009年、Intelはスーパーコンピュータ、マシンラーニング、ビデオゲーム用途GPUの道を一度は諦めたが、今年2016年、セルフブート型の新『Xeon Phi』を引っ提げ、GPUで成長を続けるNVIDIAに宣戦布告をする。

今回正式にリリースされたXeon Phiの新製品、コードネーム『Knights Landing』は、先週ドイツのフランクフルトで開催された「国際スーパーコンピューティングカンファレンス」で発表された、Intel史上最もパワフルかつ高価なチップであり、マシンラーニングとスーパーコンピュータにおいて使用されることを目的としたチップだ。これらの分野はどちらもNVIDIAのGPUが隆盛を極めたものである。

このチップには1.5GHzのコアが1チップに72個内蔵されており、16GBの統合スタックメモリが搭載されている。最大364GBまでのDDR4メモリがサポートされ、マシンラーニングプログラムを非常にスケーラブルにするものだ。

Intelは、今回のカンファレンスで複雑なマシンラーニングに伴うGPUの問題について触れた。同社は、このチップは『Larrabee』と呼ばれる2009年に失敗したGPUの副産物であり、それの抱えていた多くの問題が解決されたものであるという。

現在、Intelは世界トップ10に位置付けており、18ペタフロップスの処理能力を有している『Stampede2』を含むスーパーコンピュータに対して、すでに同チップを展開している。

Intelは、サーバ市場向けに作られた『Xeon Phi』だが、マシンラーニングやAIの開発者にも活用されるようになると見ている。一概には言えないが、サーバ市場をターゲットにしているものの、$6,294という価格はどの会社でも手を出しにくいのかもしれない。

IntelがGoogleに勢いで勝つ可能性もある

ちなみに、Googleはマシンラーニングおよびディープニューラルネットワークに特化したテンソル処理ユニット(TPU)を自社開発した。これは何かに特化した機能を持たない汎用チップであるため、今回Intelが出したチップがこれと競い合うのは厳しいかもしれない。それでもGoogleではなく、マシンラーニングやAI市場でライバルとなるIntelを選択する開発者が現れるかもしれない。

さらに、より高速な『Xeon Phi』のリリースもIntelは計画中であり、2009年には存在しなかった市場に積極的に関与する姿勢が見て取れる。万が一、この最初の『Xeon Phi』が成功しなくても、Intelがこのプランを引っ込めて市場がNVIDIAの独壇場になるようなことは避けたいものだ。

ReadWrite[日本版] 編集部
[原文]

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