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| 例外処理 | ||||||||||||||||
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例外処理については、StrutsとMojaviそれぞれのベースとなっている開発言語の思想を反映したものになっています。 StrutsではWebアプリケーションフレームワーク自体に例外を捕捉する仕組みが組み込まれており、例外処理の実装を開発者に強制するJavaの言語仕様を反映したものといえるでしょう。 一方MojaviではWebアプリケーションフレームワーク自体に例外を捕捉する仕組みが組み込まれていません。これは、例外処理の実装を強制しないPHPの言語仕様を反映したものだといえます。 StrutsとMojaviそれぞれの例外処理に対する考え方には、「確実に堅牢なシステムを開発するJava」と「動作するシステムを迅速に開発するPHP」というそれぞれの開発言語の特徴が如実にあられているといえそうです。 |
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| DBアクセス・ログ出力・ビューのテンプレート化 | ||||||||||||||||
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ここまで、本連載で述べてきたStrutsとMojaviの基本的な機能について比較を行ってきました。本連載では紙面の都合もあり割愛しましたが、実際に企業で利用されるWebアプリケーションの開発では、DBアクセスやログ出力、ビューのテンプレート化なども踏まえ、利用するWebアプリケーションフレームワークを選定する必要があります。 まずDBアクセスやログ出力についてですが、StrutsにはJavaの標準APIやJakartaの各種ライブラリがあります。一方MojaviにはPHPの標準APIやPEARをはじめとしたライブラリ群があります。StrutsとMojaviそれぞれのWebアプリケーションフレームワークはそれら標準APIやライブラリと組み合わせて、DBアクセスやログ出力を実現していく必要があります。 またビューのテンプレート化ですが、StrutsではビューをJSPで実現する他に、Velocityというテンプレートエンジンを組み込むことが可能です(Velocityの詳細については、「徹底比較!!Javaアーキテクト 第1回:Webアプリケーションフレームワークの比較」を参照してください)。 一方PHPにはSmarty(http://smarty.php.net/)といわれる優れたテンプレートエンジンがありますが、残念ながらMojavi 3はSmartyを組み込むためにMojavi 3自体をカスタマイズしなければなりません。 |
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| StrutsとMojaviの今後はどうなる | ||||||||||||||||
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本連載ではJavaのWebアプリケーションフレームワークであるStrutsとPHPのWebアプリケーションフレームワークであるMojaviの機能面について比較を行い、考察を行ってきました。 堅牢なシステムを構築できるJavaの特徴を活かしたStruts、動作するシステムを迅速に構築できるPHPの特徴を活かしたMojavi、それぞれのWebアプリケーションフレームワークにおける特徴をおわかりいただけたのではないでしょうか。 ここからは、StrutsとMojaviの今後について考察を進めてみたいと思います。 |
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