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| ローカルのIPアドレスはクラスBを使用する | ||||||||||
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プライベートIPアドレスとして比較的よく使われるのが「192.168.xxx.0/24」というアドレス空間です。このアドレス空間では、最大254のIPアドレスを使用することができます。 企業内サーバとしてこれ以上のアドレス空間を必要とするケースは少ないかもしれませんが、いざ254以上のアドレスを利用しようとした場合、変更の作業に大きな労力がかかります。そこで、あらかじめ「10.xxx.0.0/16」のようなクラスBのアドレス空間を使用することをお勧めします。 クラスBですから理論上、最大65,534のIPアドレスを同一セグメント上に割り当てることができます。これほど大量のマシンを扱う事はなかなかないとは思いますが、アドレス空間が広いに超したことはありません。 |
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| 各サーバには恒久的なホスト名(物理名)を連番でつける | ||||||||||
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恐らく多くのネットワーク管理者は、サーバに名前を付ける際にそれぞれ意味のある単語を使っていると思います。サーバに意味のある名前をつけること自体は重要なのですが、直接意味のある名前を付けてしまうと後でサーバの役割を変更する際には、再度別の名前をつける必要がでてきます。 「第1回:サーバ導入の物理面を考える」で紹介したように、ウノウで使用しているサーバは同じハードウェア構成のマシンを利用しています。ハードウェアの構成を同じにすることで、1つのサーバに障害が発生した場合にすぐ代替機を用意することができます。 これは今までWebサーバとして稼働していたマシンが、30分後にはプロキシサーバとして稼働するかもしれないということです。 サーバの構成を臨機応変に変更できるようにするため、ウノウでは図2のように、各サーバに無機質な連番による名前をつけています。これをウノウでは「物理名」と読んでいます。 ![]() 図2:ハードウェアに対して物理名をつける 物理名は一度付けたら永遠に変更されません。NICに付けられたMACアドレスをイメージしていただければよいでしょう。物理名はハードウェアとしてのサーバを特定する時に使用し、普段は後述する論理名によってサーバへのアクセスを行います。 |
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| 各サーバには役割に応じたホスト名(論理名)をつける | ||||||||||
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前述したように各サーバには物理名が付けられています。物理名だけではハードウェアの特定はできても機能面での特定ができないので、各サーバに対して役割に応じた「論理名」をつけていきます。 例えばWebサーバであればweb1/web2、DNSサーバであればdns1/dns2、データベースサーバであればdb1/db2といったようになります。また図3のように、1台のサーバが複数の論理名を持つことも可能で、複数のサービスで別の機能を持たせるといった構成も可能です。 ![]() 図3:論理名とサーバの関係 このように物理名と論理名によってサーバを管理することで、構成の変更を名前の付け替えだけで行えるようになります。これは、日々刻々と変化するサービスの負荷に柔軟に対応し、サーバを効率よく使用するために必要不可欠な方法だといえるでしょう。 |
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| まとめ | ||||||||||
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今回はネットワーク環境について、ウノウではどのような工夫を行っているかを紹介しました。次回はソフトウェアの面について解説します。 |
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