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| スパムメールとは | ||||||||||
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Spam(スパム)の語源(の一説)は米国の缶詰商品SPAMであり、それが「迷惑」と結びつけられたのはSPAMを扱った英国のコメディコントからだそうです。会話さえできない程の「SPAM,SPAM」という合唱のコントだったといわれています。 さてインターネットにおけるスパムとは、自分が欲しい肝心のメール(あるいは投稿)を埋もれさせてしまうような必要のない数多く送られてくるメール(投稿)のことで、いわゆる無差別に送信される一方的な迷惑広告電子メールをいいます。 そのようなスパムメールを受け取ることは業務の障害にもなり、スパムメールの中にはウイルスに汚染されていることもあります。送りつけられるスパムメールを100%防ぐことはできないのが現状ですが、それでもスパムメールを自動で判断してくれるスパムフィルタでスパムの被害を軽減することはできます。 今回導入してみるのは「Spamassassin」というスパムフィルタです。Spamassassinは特定語によるフィルタ機能を持ちます。これはメールのヘッダ解析を行ってメールがスパムかどうか判断しています。このほかにも「ベイジアンフィルタ」という機能もあり、学習によりスパム判定制度を向上させることも可能です。 ベイジアンフィルタとは、迷惑メールの件名や本文で使われる単語の出現傾向を学習し、その後学習した単語から「迷惑メールの可能性」を自動で判定する学習型のフィルタ技術です。迷惑メールの本文には日常のメールではあまり目にしない言葉が使われる傾向がありますので、そういったキーワードから判定をしています。 |
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| Spamassassinのインストール | ||||||||||
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Spamassassinをインストールするにはprocmailも必要です。Spamassassinを使用するためには受信したメールをSpamassassinに渡し、スパムかどうかを判定させなけらばならないためです。そこでメール配送コマンドとしてprocmailを使用します。 まずprocmailをインストールするには下記のコマンドを実行します。
#yum install spamassassin
コマンドを実行したら、/etc/postfix/main.cfで次のような行を探しましょう。
#mailbox_command = /some/where/procmail
目的の行が見つかったらコメントを取り去り、次のように修正します。
mailbox_command = /usr/bin/procmail
これでローカルメールの配送にprocmailが使用されるようになりました。 procmailは、ユーザのホームディレクトリにあるprocmailrc、そして/etc/procmailrc(システム共通設定)を参照して、そのファイルに記されたとおりにメールを処理するコマンドです。ここでは/etc/procmailrc(システム共通)として、次のようなファイルを作成します。
/etc/procmailrc
この設定で、メールは配送される前にspamc(Spamassassinのフィルタコマンド)に通されるようになります。 以上を設定したら、PostfixとSpamassassinを再起動させます。
#/etc/init.c/spamassassin restart
試しにユーザ宛のメールを送付してみてください。メールヘッダに次のような行が付加されるはずです。 スパムメールではないと判定された場合は下記のような行が追加されます。
X-Spam-Checker-Version: SpamAssassin 3.0.5 (2007-06-20) on
もしスパムと判定されない場合は下記のように「X-Spam-Status:NO」となります。
autolearn=no version=3.0.5
スパムメールと判定された場合は下記のように「X-Spam-Status:Yes」となります。
X-Spam-Flag:
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