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| yumレポジトリサーバの構築手順 | ||||||||||
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ここでは「ローカルディスク上のRPMパッケージ管理機能」と「ネットワーク経由でRPMパッケージを取得する機能」両方を持ったyumレポジトリサーバを構築する手順を紹介します。 まず、ネットワーク経由でRPMパッケージを配信するためのyumレポジトリサーバを構築する場合、配信するプロトコルを決めます。今回はHTTP経由で行うとします。 yumレポジトリサーバがHTTP経由でRPMパッケージを配信するためには、Webサーバを構築する必要があります。 Red Hat Enterprise Linux 5に付属のApacheが標準で提供するWebサービスのディレクトリは「/var/www/html」です。そのため今回は「/var/www/html」以下にyumのレポジトリを作成します。 作成するyumレポジトリのRPMパッケージを保管するディレクトリは「/var/www/html/yum/network1/RPMS」とするので「mkdirコマンド」でディレクトリを作成します。
# mkdir -p /var/www/html/yum/network1/RPMS
次にyumレポジトリで管理したいRPMパッケージを上記のディレクトリにコピーします。今回は、Red Hat Enterprise Linux 5のCD-ROMのコアコンポーネントである「Serverディレクトリ」に含まれるすべてのRPMをコピーします。
# mount /dev/cdrom /media/
このコマンドは、すべてのCD-ROMで繰り返し行います。 |
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| yumレポジトリのメタデータを生成する | ||||||||||
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次にyumレポジトリのメタデータを生成します。メタデータとは、yumレポジトリの全体を管理するための情報であり、yumコマンドはメタデータに登録されている情報をもとにパッケージの現在の状態を知ることができます。 yumレポジトリのメタデータの生成はcreaterepoコマンドを使います。
# createrepo /var/www/html/yum/network1/RPMS/
「ローカルディスク上のRPMパッケージ管理機能」を実現するため、yumレポジトリサーバ自身でyumのレポジトリにアクセスできるようにyumの設定ファイルを作成します。
# vi /etc/yum.repos.d/network1.repo
ここで重要なのは「baseurlの行」です。まずhttpでyumレポジトリサーバのWebサービスのURLを指定します。また「/etc/yum.repos.d」ディレクトリには、複数のレポジトリ設定ファイルを配置しておき、設定ファイル内の「enabled=」と書かれた箇所でこのレポジトリの有効・無効を切り替えることができます。enabled=1に設定すると、そのレポジトリは有効になります。 次にyumレポジトリサーバでメタデータを読み込みます。
# yum list available
以上でyumレポジトリサーバは構築は終了です。 |
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