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| PostgresForestの全体構成 | ||||||||||||
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もう少し具体的に、PostgresForestのデータベースクラスタがどのようなソフトウェアによって構成されるのかをみていきましょう。 ![]() 図2:PostgresForestの構成例 PostgresForestのデータベースクラスタは主に次の3つの要素から構成されています。
表1:PostgresForestの構成要素 PostgreSQLデータベースサーバとは、いうまでもなくPostgreSQLそのものです。PostgresForestが実際にデータを格納する先として、複数のPostgreSQLサーバを用意することになります。複数台のマシンを用意し、それぞれの上にPostgreSQLサーバを配置するほか、1台のマシン上に複数のPostgreSQLサーバを配置することも可能です。 使用できるPostgreSQLのバージョンに関しては、ある程度柔軟に選択することができます。原稿執筆時点で最新版のPostgresForest4.0.2はPostgreSQL8.1.5にて動作確認をしていますが、8.0系、8.1系はどれもほぼ問題なく動くと思われます。 なお、8.2に関してはインストーラで動かないように設定してありますが、8.2で動作するためのパッチも用意してあります。 次の要素が、PostgresForestのJDBCドライバです。これはPostgresForestの中核に当たる最も重要なモジュールです。ユーザアプリケーションはこのJDBCドライバを通してデータベースにアクセスをすることになります。 ユーザからの指示を受けたJDBCドライバは、後ろに控える複数台のPostgreSQLサーバにアクセスをします。どのPostgreSQLサーバにアクセスするべきかを判断したり、ユーザが発行したSQLをより最適な形に書き換えるなどして、後に述べるレプリケーションやパーティショニングといった機能を実現しています。 PostgresForestの管理用ツール類として、PostgresForestクラスタを作成するためのスクリプトや、PostgresForestの構成などをコントロールするための管理ツール、そのほかオンラインリカバリツールなどが提供されています。データベースの管理者はこれらのツール類を使用してPostgresForestのメンテナンスを行うことになります。 また、図2にあるように、PostgresForestのパッケージにはJpsqlというコマンドラインアプリケーションも付属しています。これはPostgresForestのJDBCドライバを使ったコマンドラインのアプリケーションで、PostgresForestに対してユーザが簡単にDML文を発行することができるものです。PostgreSQLに付属のpsqlと似たような位置付けのアプリケーションです。 |
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