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| 可用性を高める2つの機能 | ||||||||||||
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PostgresForestを理解する上で重要な要素の2つ目が、可用性を高めるための仕組みです。その中で特に注目するべき「障害検出・切り離し機能」と「オンラインリカバリ機能」の2つを紹介します。 |
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| 障害検出・切り離し機能 | ||||||||||||
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PostgresForestがアクセスするPostgreSQLサーバの障害を検知し、障害が他に悪影響を及ぼさないようにするのがこの機能です。 ![]() 図5:障害検出・切り離し機能 複数あるPostgreSQLサーバのいずれかに異常があった場合、PostgesForestは異常なサーバを検知し、該当するサーバに対するアクセスを自動的に抑制します。これによって障害の影響を最小限に抑えることができます。 この時PostgresForestは、正常に稼動しているPostgreSQLサーバのみでサービスを継続します。ただし、正常に稼動しているPostgreSQLサーバ上に必要なデータが存在しない場合、サービスを継続することはできません。 このことからもわかるように、障害検出・切り離し機能はすべてのテーブルをレプリケーション構成とした時に真価を発揮します。レプリケーション構成にすることですべてのテーブルのデータを全PostgreSQLサーバ上で冗長化しておけば、仮に1台のPostgreSQLサーバに異常が発生したとしても、他のサーバでまったく同じ処理を行うことでサービスを継続できるのです。 |
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| オンラインリカバリ機能 | ||||||||||||
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オンラインリカバリ機能は、PostgresForest 3.2〜4.0にかけて作られた比較的新しい機能です。障害によって切り離されたPostgreSQLサーバは、いずれ復旧して稼動状態に戻す必要があります。 当然PostgresForestの性質上、1つのサーバが障害状態として切り離されていても、そのほかのサーバを使ってサービスは継続しているため、稼働中のサーバと切り離されたサーバとの間で徐々に差異が出てくることになります。そのためお互いのサーバ間でデータの同期を取らない限り、障害状態のPostgreSQLサーバを復旧することができません。 本来であれば業務処理を一時停止してデータベースへの更新を止め、障害状態のPostgreSQLサーバと稼動状態のPostgreSQLサーバとの間でデータの整合性を取るべきです。これに対してオンラインリカバリ機能は、サービスが動作し、更新処理を実行している最中であっても、不整合無くサーバの同期を取って復旧する仕組みを提供しています。 |
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| 次回は | ||||||||||||
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今回はPostgresForestの概要について解説をしました。次回はPostgresForest動作の仕組みについて、より詳しく解説します。 |
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