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| ユーザに対して検索結果を最適化させる | ||||||||||||
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ユーザごとの入り口を設け、そこで行われた検索に対して最適な結果を返すというのは1つの手法ですが、今後はユーザが必要としている情報を自動的かつ適切に判別できるような検索が求められるようになるでしょう。 その1例としてあげられるのが「見える!検索エンジンMARS FLAG」に備えられた「つなケン」機能です。 これは検索結果として抽出されたWebサイトに「感覚的に近い」Webサイトを検索できる機能です。特に製品情報においては「分類では別のラインの製品だが、使用法的には近い」というケースがあります。サイト内検索でこのような機能を利用すれば、特定のキーワードではマッチしないもの同士を結びつけることができるでしょう。 また企業サイトでは、あるキーワードの検索結果に対して「そのキーワードは含まれていないが、ぜひこちらにも注目してほしい」というケースがあるかと思います。例えば、ユーザがサイト内検索で「17インチ ディスプレイ」と検索したときに、「今期は特にこのモデルを売りたい」といった意思を持って、お勧め商品を表示させるといった仕組みが重要となります。 こうしたキーワード連動の「お勧め」機能を活用する場面は、お勧め商品を見せるという使用方法に限りません。例えば、緊急を要するお知らせがある場合、「お勧め」を使用して情報提供をすることで、ユーザが知っておくべき情報に気付くことができ、問い合わせやクレームを削減することができます。 また、その検索キーワードの「関連商品」を調べている人にも、お知らせを必ず最上位に表示させる、といった情報提供にも活用できます。 もちろん、どのような技術/手法を使うにしても「何を優先させるか」は、Webサイト担当者の意思や業種、Webサイトの作り方などに応じて選定する必要があるのはいうまでもありません。 |
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| まとめ | ||||||||||||
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検索ポータルとサイト内検索では、ユーザの目的は同じでも、そのアプローチ方法が全く違います。検索ポータルは玉石混交の多数の情報の中から欲しい情報を探すためのものであり、サイト内検索は1つの決まったWebサイトの中から、欲しい情報を探すためのものです。 サイト内検索が重要視される理由は複数ありますが、中でも以下のような要望から、事業価値や売上げの向上につなげたいというものが大勢を占めます。
表1:サイト内検索が重要視される理由
このようにサイト内検索は、事業者にとって単なるアクセシビリティを向上させるツールではなく、事業の成長やライバルよりも詳細な状況を把握するために、なくてはならないツールとなっているのです。 さて、今回紹介したようなサイト内検索の技術や手法は、アクセスログの吟味と組み合わせることでさらなる効果を生み出すことができます。しかし現状のアクセスログでは、それを実現するには不十分です。 そこで次回は、アクセスログをどのように活用するかについて取り上げます。 |
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