第2回:理想の社内コミュニケーションを求めて (2/3)

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はじめようイントラブログ〜コミュニケーションナレッジマネジメント

第2回:理想の社内コミュニケーションを求めて
著者:GMO ホスティング & セキュリティ  大澤 貴行   2006/11/14
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Web 2.0が生んだ新しいコミュニケーションの場

   ではその新しい情報共有の形やコミュニケーションの場を、一体どのように作れば良いのでしょうか。そこで昨年より様々なところで取り上げられている新しいインターネットの流れを指し示す言葉「Web 2.0」の登場です。

   みなさんはもちろんWeb 2.0というキーワードをご存知だと思います。

   このキーワードの意味や概念自体は非常に複雑なものなのですが、一言でいいあらわすとblogやSNSなどのような、新しいツールやサービスが出てきたことで起きている現在のインターネットの流れのことです。このWeb 2.0の中でもっとも重要なことは、「個人の情報発信力が強化された」ということです。

   以前のインターネットでは、個人が情報発信を行うことは難しいことでした。HTMLを理解し、サーバを契約し、FTPでアップロードして、というように、とても簡単とはいえません。

   ところがWeb 2.0時代になり、blogやSNSなどのような簡単に個人でも情報発信できるサービスが開始されたことで、個人の情報発信力が強化され、日本では毎日数百万人という人たちが様々な情報を発信しています。

   それらの中から「CGM(注1)」と呼ばれる個人が中心となった新しいメディアが生まれています。このようにWeb 2.0によって、個人コミュニケーション力の強化が行われたのです。

※注1: CGM(Consumer Generated Media)とは、インターネットなどを活用し消費者によって生成されているメディアのこと。Web 2.0的なものの1つで、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)やblog、クチコミサイトなどがある。

   それらWeb 2.0の考え方やツールを企業活動に取り入れていくことで、社員の情報発信力の強化や社内コミュニケーション力の強化がはかれるのではないでしょうか。これを筆者の会社では、ビジネスにおけるWeb 2.0という意味で「Web 2.0 on Business」と呼んでいます。具体的な企業におけるWeb 2.0ベースのサービスには、表1にあげるものがあります。

  • イントラブログ(社内ブログ)
  • イントラSNS(社内SNS)
  • 次世代型のグループウェア
  • RSSリーダ
  • インスタントメッセンジャー

表1:企業活動の効果をあげるWeb 2.0ベースのサービス

   Web 2.0は現在も進化し続けているので、今後も様々なツールが増加していくものと思われます。

Web 2.0 on Business
図2:Web 2.0 on Business

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GMO ホスティング & セキュリティ株式会社 大澤 貴行
著者プロフィール
GMO ホスティング & セキュリティ株式会社   大澤 貴行
ラピッドサイト事業本部 本部長 兼 商品企画部長
ホスティングブランド「ラピッドサイト」の責任者としてSaaSの1つの形であるアプリケーションホスティングやWeb 2.0をビジネスに取り入れたWeb2.0 on Businessなどの中小企業に向けた新しいホスティングサービスの提案、啓蒙活動を行う。

ラピッドサイト
http://www.rapidsite.jp/

INDEX
第2回:理想の社内コミュニケーションを求めて
  ポイントは社内コミュニケーションの強化
Web 2.0が生んだ新しいコミュニケーションの場
  コミュニケーションナレッジマネジメントとは
はじめようイントラブログ〜コミュニケーションナレッジマネジメント
第1回 喫煙室と飲みュニケーションは重要か
第2回 理想の社内コミュニケーションを求めて
第3回 今さら聞けない「ブログ」の違い
第4回 グループウェアやメールとイントラブログを分かつ決定的な違い
第5回 イントラブログ導入の勘所、5W2H
Movable Typeには自由という言葉がよく似合う
第1回 企業にブログがやって来た
第2回 ビジネスシーンで発揮されるMovable Typeの本当のポテンシャル
第3回 企業サイトの構築・運営にMovable Typeが選ばれる理由
第4回 実践!Movable Typeカスタマイズ
徹底比較!! イントラブログ
第1回 Simple is Best「BOXERBLOG iB」
第2回 「Movable Type Enterprise」の拡張性が生んだ柔軟さ「SKYARC Enterprise IntraBlog」
第3回 業務アプリケーションの中心として機能する「ドリコムブログオフィス」
第4回 イントラブログの未来

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