|
||||||||||||
| 1 2 3 次のページ | ||||||||||||
| DB2 9とは? | ||||||||||||
|
DB2 9とは、正式には「DB2 V9.1 for Linux, UNIX and Windows」という名称で、PCから大規模UNIXサーバまで利用可能なIBMの商用データベースです。IBMサーバだけではなく、他社ハードウェア上のLinux、Windows、Solaris、HP、AIXなど様々なプラットフォーム上で稼動します。
※注1:
DB2 9には、IBM zServer上で稼動するDB2 9 for z/OSもありますが、今回の記事では、オープン系プラットフォーム上のDB2 9の機能について紹介しています。
DB2 9には規模や用途、プラットフォームに応じて様々なエディションがあります。
表1:DB2 9のエディション この他に、DB2 express-Cという無償ダウンロードで利用用途制限なしのものもあります。中小・中堅企業向けに利用される機能については制限がほとんどなく無期限で利用できますので、DB2を試してみたいという方にはぜひお勧めです。ただしサポートはありませんので、本番利用のためにサポートが必要な場合は、他のエディションを購入する必要があります。 |
||||||||||||
| DB2 9のオートノミック機能 | ||||||||||||
|
DB2 9は、パッケージソフトに組み込むデータベースから部門サーバ、大規模オンライントランザクション、大規模情報系システムまで利用でき、コストパフォーマンス、スケーラビリティ、堅牢性に優れた汎用的リレーショナルデータベース(RDBMS)です。 一般的に汎用の商用データベースというのは、様々な用途に対応するために機能も多く、活用するには十分な知識を持ったエンジニアが不可欠です。現場のプロジェクトでは、そのような人材を必要な時に準備することが難しい場合も多いのではないでしょうか。それ以外にもパッケージソフトの中にバンドルされているデータベースや、部門サーバのようなデータベース管理者のいない環境で使われているものもあります。 ここにRDBMSを使う「本来の難しさ」があります。しかし、このような技術的な難しさに果敢にアプローチしているのがDB2 9のオートノミック機能です。 以降では、革新的なストレージ管理、メモリ管理、オプティマイザー、自動保守について、導入から構築・運用のそれぞれのフェーズで、どのように活用できるのかを紹介します。 |
||||||||||||
| 導入から構築フェーズ〜構成アドバイザー | ||||||||||||
|
プラットフォームを問わないDB2 9は、GUIで簡単にインストールが完了します。次に、DB2の開始・停止の単位であるインスタンスを作成(Windowsの場合は自動的に作成)し、データベースを作成しますが、一般的にハードウェア構成やトランザクション負荷などに応じて構成パラメータの初期設定を変更する必要があります。 DB2 9では、CPU数やクロック、メモリサイズなどのハードウェア構成に合わせて「構成アドバイザー」という機能が自動的にデータベース構成パラメータを設定してくれます。 また、導入後はデータベースを管理する際にコマンドを知らなくてもGUI画面で操作・管理ができるように「コントロール・センター」という管理ツールが提供されています。このコントロール・センターからも、構成アドバイザーを利用して、構成パラメータを変更することも可能です(図1)。 *1段落目の下に「注1:DB2 9には、IBM zServer上で稼動するDB2 9 for z/OSもありますが、今回の記事ではオープン系プラットフォーム上のDB2 9の機能について紹介しています。」を追記いたしました。(2007/07/25) |
||||||||||||
|
1 2 3 次のページ |
||||||||||||
|
|
||||||||||||
|
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
|
||||||||||||
|
||||||||||||


