それではRHEL4における基本的なOSのチューニングについて、設定ファイルとOSが提供するサービスレベルで解説します。
LinuxはOS起動時にブートパラメータと呼ばれる値をカーネルに渡すことにより、OSの挙動を変化させることが可能となっています。ハードウェアの設計仕様と密接な関係を持っているため、適切な値が設定されていないと起動に失敗したり、OSの挙動が不安定になります。したがって、値を変更する前には必ずブートパラメータに設定された値を確認しなければなりません。
ブートパラメータの確認方法を以下に示します。
# cat /proc/cmdline
ro root=LABEL=/ rhgb quiet maxcpu=4
上記パラメータは/boot/grub/grub.confファイルでも確認することができます。
# cat /boot/grub/grub.conf
#boot=/dev/cciss/c0d0
default=0
timeout=5
splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz
hiddenmenu
title Red Hat Enterprise Linux AS (2.6.9-5.ELsmp)
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.6.9-5.ELsmp ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00 rhgb quiet
initrd /initrd-2.6.9-5.ELsmp.img
title Red Hat Enterprise Linux AS-up (2.6.9-5.EL)
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.6.9-5.EL ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00 rhgb quiet
initrd /initrd-2.6.9-5.EL.img
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