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| リスクアセスメント手法の説明 | ||||||||||||||
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リスクアセスメント手法について、PMBOK の「11.2 リスク識別」「11.3 定性的リスク分析」「11.4 定量的リスク分析」の各プロセスに即して説明する |
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| リスク識別 | ||||||||||||||
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PMBOKガイドでは、リスク識別に使用する情報収集の技法として以下のものを挙げている。
表5:リスク識別に使用する情報収集の技法 |
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| 定性的リスク分析 | ||||||||||||||
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PMBOKガイドでは、定性的リスク分析の技法として以下のものを挙げている。
表6:定性的リスク分析の技法 |
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| 定量的リスク分析 | ||||||||||||||
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PMBOKガイドでは、定量的リスク分析の技法として以下のものをあげている。
表7:定量的リスク分析の技法 |
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| 最後に | ||||||||||||||
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「リスクはクスリ」という言葉がある(余談であるが回文である)。リスクには、適切な取り組みによって好機に転ずるものもあれば、判断を誤り毒薬にもなりうるものもある。 またリスクアセスメントにおける留意点で述べた様に「リスクは時系列に変化してインパクトの大きさは増減するため、リスクの起こる確率も増減しうる」し、また「リスクを被る主体のリスクに対する認識も時系列的に変化することがある」ものである。このように不確定なものを系統的に扱う難しさが、リスクマネジメントの難しさである。 そのために、ゼロになることのないリスクに対し、回避や予防、防止にはじまり、リスクの軽減や集約、結合、中和、さらにリスクの分散や分離、移転、保有などの対策を行う。しかし、どのようなリスク対策がとられていようとも、また残存しているリスクがどのようなレベルであっても、現場でそのリスクを認識しているか否かが重要となる。 リスクは生き物である以上、形骸化しない実情に合ったルール作りや、そこにたずさわっているものの意識向上が必須となり、リスクアセスメントが「計画(Plan) → 実行(Do) → 点検(Check) → 処置(Act)」マネジメントサイクルの中で有効に機能する必要がある。 今回は本連載の最終回となる。これまで6回に渡って各トピックに着目したリスクアセスメント手法を説明してきた。今回取り上げた領域だけでも様々な種類のリスクがあり、発生したときの影響範囲の大きさを確認してきた。 意図的に引いた領域に関係なくリスクは降りかかってくるものである。そのような環境の中、リスクアセスメントの意義が確認されたことを切に望んでいる。 |
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