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| ハードウェア仮想化の限界とは? | ||||||||||
仮想マシンを利用したハードウェア仮想化の根本的な目的はリソースの統合です。このため、仮想マシンベースのサーバ仮想化におけるリソース統合の最終目標は、同じサーバ上に多くの異なるOSを稼動させることです。 仮想マシンベースの仮想化技術を利用すれば、Windowsの隣にLinuxを、さらにその隣にSolarisを稼動させることが可能であり、さらに古いOSなどもサポートできます。しかしながら、このハードウェア仮想化の柔軟性には多大なオーバーヘッドと非効率性がともないます。 多くの企業や組織においてハードウェア仮想化を導入した際に、導入後にサーバ上で稼動させている仮想マシンベースのOSがすべて同一であることが明らかになるケースがあります。これには様々な理由がありますが、その1つに、ほとんどの組織のシステムがサーバ管理者のOSスキルに基づいて構築され、サーバ統合の必要性を感じるだけの台数を管理しているという点があります。 ITを利用する企業や組織において、異なるOSを1つのサーバに統合するという目的を失った瞬間、ハードウェア仮想化の柔軟性は、そこから生じるオーバーヘッドによって正当性が失われてしまいます。 またハードウェア仮想化には、下記のような内在的なオーバーヘッドと非効率性に関する限界があります。
表1:ハードウェア仮想化の限界点 | ||||||||||
| 仮想マシンでは解決できない問題とは | ||||||||||
企業およびIT組織は、新しいアプリケーションごと、もしくは部門ごとに、リソース使用率が10〜15%程度の新規のサーバを大量に導入してきました。これにより、サーバの無秩序な増殖(スプロール)現象の問題を抱えています。このサーバスプロール現象は、管理コストをはじめ、ITコストを増大させる原因となっています。 多くのIT部門はサーバのスプロール現象を解決するためにVMWareやXenなどのハードウェア仮想化ソリューションに注目してきました。確かに、ハードウェアおよびインフラストラクチャのコストに関する問題には、ハードウェア仮想化によるサーバ統合が役立つと考えられます。 しかし、ハードウェア仮想化は新たな問題となるOSスプロール現象や仮想マシン(VM)スプロール現象を生みだしています。ハードウェアを仮想化したサーバには仮想マシンごとのOSとホストOS(もしくはハイパーバイザ)が存在します。さらに、仮想マシン(=新たなOSインスタンス)を導入することが非常に簡単なため、管理者がより詳細にカスタマイズしたOS環境を次々に導入することになります。 この結果として管理者は、OSやIIS、ASP.NET、SQL Server、ミドルウェアなど、多くのコピーからなる数100の異なるVMイメージを個別に管理しなければならなくなります。 ![]() 図2:仮想マシンのモデル | ||||||||||
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