第8回:電子メールのアーカイブ化 (2/2)

シマンテックイエローブック
電子メール環境を効果的に管理するための総合的アプローチ

第8回:電子メールのアーカイブ化

著者:シマンテック   2007/3/6
前のページ  1  2
このソリューションによる耐性基盤の構築

   Symantec Email Security and Availability for Microsoft Exchangeソリューションの第3層は、電子メールシステムの可用性を保障します。    シマンテックでは、組織によって異なる情報可用性のニーズに対応するために製品階層を設けています。Symantec Email Foundation製品ファミリのSymantec Backup ExecとVERITAS Storage Foundationは、シマンテックの可用性階層の下層を形成します。

   Backup ExecとStorage Foundationを使用すると、ストレージデバイスのエラーからほぼ即時に回復でき、アプリケーションロジックまたはその他のデータ破損からは数分から数時間で回復できます。サイトまたは他のエラーの発生時にアプリケーションにより高い可用性を求め、より迅速な回復、より強力な保護を求める組織のために、シマンテックでは別の高度な製品を提供しています。

   VERITAS Storage Foundation High Availability for Windowsのクラスタ機能は、多数のExchangeユーザーのニーズを上回ることがあります。また、ExchangeユーザーによってはWindows Advanced ServerパッケージのコンポーネントであるMicrosoft ClusterServer(MSCS)を使用している場合もあります。MSCSはStorage Foundation HA forWindowsクラスタほど強力ではありませんが、多くの組織のニーズに対応します。

   図1に、可用性の要件および各層または複数の要件を満たすためのシマンテックのソリューションを示します。
可用性階層
図1:可用性階層
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


次回は

   次回は、耐性システムの構築と題して、「バックアップと回復」や「クラスタ化」について解説していきます。

前のページ  1  2


株式会社シマンテック
著者プロフィール
株式会社シマンテック
シマンテックは、情報のセキュリティ、アベイラビリティ、整合性の確保に役立つソリューションを個人や企業のお客様に提供する世界的なリーダーです。米国カリフォルニア州クパティーノに本社を置くシマンテック コーポレーションは、現在、世界40ヶ国以上で事業を展開しています。
http://www.symantec.com/jp


INDEX
第8回:電子メールのアーカイブ化
  電子メールのアーカイブ化と、コンテンツへのアクセシビリティの向上
このソリューションによる耐性基盤の構築
電子メール環境を効果的に管理するための総合的アプローチ
第1回 電子メールのセキュリティと可用性
第2回 電子メールシステム強化の取り組み(前編)
第3回 電子メールシステム強化の取り組み(後編)
第4回 電子メール管理の重層的アプローチ
第5回 電子メールのセキュリティのポイント
第6回 電子メールのアーカイブ化と耐性基盤の構築
第7回 電子メールセキュリティの強化
第8回 電子メールのアーカイブ化
第9回 耐性システムを構築する
第10回 電子メールセキュリティと電子メールアーカイブソリューションのまとめ
第11回 迷惑メールの遮断
第12回 Symantec Mail Security for Exchangeの設定概要
第13回 Symantec Mail Security for Exchangeを設定する際の注意事項
第14回 ゲートウェイサーバー層におけるネットワーク境界の保護
第15回 電子メールのコンプライアンス
第16回 コンプライアンスにおけるITの役割

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る