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PHPベースのオープンソースCMS「eZ Publish」

PHPベースのオープンソースCMS「eZ Publish」

MITでも使われているオープンソースのCMS!

著者:eZ Systems  豊島 麻里子

公開日:2008/1/7(月)

eZ Publishのインストール

eZ Publishが動作するには、データベースが必要となります。MySQLのインストールのインストールについては「今からはじめるMySQL」などを参考にしてください。

次に、eZ Publishを「http://ez.no/download」からダウンロ−ドし、任意の場所に展開します。

Set Up Wizard

eZ Publishには初期設定を助けるWebベースの「Set Up Wizard」があります。これは、index.phpにはじめてアクセスすると自動で起動します。

まず、ウェルカムペ−ジが表示されます。次にシステムチェックが行われます。コンフィギュレ−ションに問題がある場合は、ここでエラ−が表示され、推奨される解決方が表示されます。

そして送信Eメール設定を行った後、使用するデ−タベ−ス選択を選択します。複数のデータベ−スをシステムが検知した場合、ここでリストが表示されます。データベースを選択後、「デ−タベ−スイニシャライゼ−ション」画面で、データベ−スサ−バの情報を入力してください。

「対応言語選択」では、Webサイト上で利用予定の言語を選択します。対応言語は複数選択が可能です。

次に表示される「サイト選択」画面では「プレ−ンサイト(Plane Site)」または「Webサイトインターフェース(Website Interface)」を選択します。「プレ−ンサイト」は、一からWebサイトを構築する際に利用します。「Website Interface」は「News」「Shop」「Blog」などの便利な機能がすでに設定された状態のものです。

「アクセス手段選択」画面では、「URL」「Port」「Hostname」から選択します。また「サイト詳細設定」では、タイトル、サイトURL、ユーザパス、アドミンパス、データベースなどの設定が可能です。「サイトセキュリティ設定」では、サイトの管理者をパスワ−ドと共に設定します。

サイト登録では、構築するWebサイトをeZ Systemsのデ−タベ−スに登録するかどうかを選択できます。ここは任意で登録してください。「Set Up Wizard」が無事終了すると、eZ Publishの準備が完了です。

今回は、簡単に説明しましたが、より詳細な設定がしたい場合には、インストールのドキュメント
http://ez.no/doc/ez_publish/technical_manual/3_9/installation)にさまざまな情報を掲載しておりますので、参考にしてください。

インストールのドキュメント
図2:インストールのドキュメント
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

eZ Systems社について

最後に、eZ Publishを開発しているeZ Systems社について紹介しましょう。

eZ Systems社は1999年、ノルウエーのシェーエン(SKIEN)にて創立されました。「革新は経験・アイデアを分かちあうことからはじまる」というアイデアに基づき、活発なコミュニティ、そして信頼のおけるパートナーに支えられ、日々成長しています。現在は、本社のあるノルウエ−の他、ウクライナ、フランス、ドイツ、ベルギー、カナダにオフィスを構えています。約85名のスタッフが、世界中の25,000人を越えるコミュニティメンバ−と200社を超えるパートナーと共に、日々eZ Publishの改善を進めています。

eZ Systems社が提供しているeZ Publishソリューションでは、自動アップデートサービス、テクニカルサポートなどがあります。また、パートナー企業によるプロフェッショナルなソリューションを提供しています。

これらのサポートにより、eZ Publishは商用CMSと同レベルのサービスを受けることができ、またオープンソースの利点であるコスト削減とコミュニティによる機能強化を実現しているのです。


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eZ Systems AS 豊島 麻里子
著者プロフィール
eZ Systems AS  豊島 麻里子
2006年よりeZ Systems ASにてCountry Manager Japanを勤める。現在、本社のあるノルウエーより、日本パートナーとの協力の下、eZ Publishの日本展開を積極的に進行中。2008年中の東京オフィス設立を予定しており、日本でのCMSの普及に努めたいとしている。
http://ez.no/jp/ezpublish


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