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| 条件付レポートとドリルスルー機能 | ||||||||||||
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必ず評価すべき機能とはいえませんが、特定のニーズが存在する場合に重要となる機能として、条件付レポート機能とドリルスルー機能があります。 条件付レポート機能とは、前回で解説したOpenOLAPのレポート部品のうち単純表や繰り返し表に対して、検索条件をユーザが自分自身で指定できるようにする機能です。 レポーティング・ツールの場合、分析ツールとは違いOLAP分析操作(クロス集計表)の重要度が低い反面、明細データ表示や単純なグループ集計に対するニーズが強い傾向にあります。このようなニーズの延長線上に、ある程度非定型に検索を実行したいというニーズがあり、それをレポーティング・ツールで実現すべき場合には条件付レポート機能が重要になります。 OpenOLAPの場合、前回で解説したレポート部品以外に条件設定レポートという部品が使用可能になっています(図6)。 ![]() 図6:OpenOLAPのレポート部品〜条件設定レポート もう一方のドリルスルー機能とは、OLAP分析を行った結果のクロス集計表上の特定のデータ・セルを指定することで、そのデータ・セルに含まれる集計値の元となった明細データを検索し結果をレポートとして表示する機能です。従って、ドリルスルー機能はレポーティング・ツール単独の機能ではなく、分析ツールとレポーティング・ツールが連動することで実現される機能といえます。 OpenOLAPではこのドリルスルー機能を分析ツールとしてのOLAP分析画面から、レポーティング・ツールの条件付レポートを呼び出すことで実現しています(図7)。 ![]() 図7:OpenOLAPのドリルスルー機能 ドリルスルー機能は特定のBIアプリケーションにおいて重要視される機能です。このようなBIアプリケーションの典型的な例として、顧客の購買動向をクロス集計表とグラフで分析し、結果として絞り込まれた少数の顧客のそれぞれの住所やメールアドレスを検索するというアプリケーションがあげられます。 |
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