第8回:ファンクションの移行(2) (2/2)

まるごと PostgreSQL!
PostgreSQLとOracleによるデータベース相互移行マニュアル

第8回:ファンクションの移行(2)
著者:奥畑 裕樹(OKUHATA, Hiroki)   2005/11/25
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DECODE関数

   OracleのDECODE関数(リスト8)は、列の値によって返す値を変えることができる便利な関数です。PostgreSQLには等価な働きをするCASE文(リスト9)があるので【注2】、それに変更します。
SELECT 担当者名,
       DECODE( 性別,
                  0, '女性',
                  1, '男性',
                  NULL ) "性別"
FROM 担当者マスタ
ORDER BY 担当者名;

リスト8:OracelのDECODE関数本文

SELECT 担当者名,
       CASE 性別
         WHEN 0 THEN '女性'
         WHEN 1 THEN '男性'
         ELSE NULL
       END AS "性別"
FROM 担当者マスタ
ORDER BY 担当者名;

リスト9:PostgreSQLのCASE文

※注2:なお、Oracleでは、9iからCASE文も使えます。
   図14は実行結果です。

 担当者名| 性別
----------+------
 伊藤| 女性
 宇賀神| 男性
 岡田| 男性
 佐瀬| 男性
 斎藤| 男性
 小野| 男性
 小林| 女性
 藤本| 男性
 鈴木| 男性
(9 rows)

図14:CASE文の実行結果


NVL、NVL2、COALESCE関数

   Oracleには、最初のNULLでない値を返す、便利なNVL関数があります。

SELECT 商品名, NVL( 卸単価, 0 ) "卸単価"
FROM 商品マスタ;
   PostgreSQLにも等価な機能を持つCOALESCE関数がありますので、それに変更します。COALESCE関数【注3】は可変個の引数を取りますので、OracleのNVL2関数も同様に変更できます。

※注3:Oracle 9iからはCOALESCE関数が使えます。
SELECT 商品名, COALESCE( 卸単価, 0 )
  AS "卸単価" FROM 商品マスタ;
   図15は実行結果です。

商品名|  卸単価
------------------------+--------
 デスクトップ型パソコン|180000
 ノート型パソコン|270000
 17型_ディスプレイ|50000
 19型_ディスプレイ|95000
 15型_液晶ディスプレイ|120000
 デジタルカメラ|0
 プリンタ|25000
 スキャナ|30000
 HUB|7000
 ターミナルアダプタ|20000
(10 rows)

図15:COALESCE関数の実行結果

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奥畑 裕樹(OKUHATA, Hiroki)
著者プロフィール
奥畑 裕樹(OKUHATA, Hiroki)
Javaとオープンソース技術を得意とする技術コンサルタント。最近のテーマは、ソフトウェア開発の全体最適をはかること。気が付けば、10才のときにプログラミングを始めて以来、常に何かを作っている…。


INDEX
第8回:ファンクションの移行(2)
 MONTHS_BETWEEN(date1,date2)
DECODE関数
PostgreSQLとOracleによるデータベース相互移行マニュアル
第1回データベース移行
第2回データの移行(1)
第3回データの移行(2)
第4回SQL文の移行(1)
第5回SQL文の移行(2)
第6回SSQL文の移行(3)
第7回ファンクションの移行(1)
第8回ファンクションの移行(2)
第9回ストアドプロシージャの移行(1)
第10回ストアドプロシージャの移行(2)
第11回ストアドプロシージャの移行(3)
第12回ストアドプロシージャの移行(4)
第13回まとめ

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