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| 解答 |
1ページ目の問題の解答を掲載します。解答には、問題の正解やその理由だけでなく、用語や重要事項などが詳しく解説されています。
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| 第1問の解答:D |
ipchainsコマンドは、カーネル2.2系でパケットフィルタリングを設定するコマンドです。パケットフィルタリングとは、入出力パケットをチェックして不要なパケットを遮断したり、あらかじめ設定された処理を行ったりすることです。ipchainsコマンドの書式は次のとおりです。
[ ]内は省略可能。<< >>内はいずれかを選択。< >内は必須
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ipchains -<<AD>> <チェイン> <ルール> ipchains -<<RI>> <チェイン> <ルール番号> <ルール> ipchains -L [チェイン] ipchains -<<NX>> <チェイン> ipchains -P <チェイン> <ターゲット> |
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| -A | ……指定したチェインにルールを追加 | | -D | ……指定したチェインからルールを削除 | | -I | ……指定したチェインへルールを挿入 | | -L | ……指定したチェインのすべてのルールを表示 | | -N | ……指定した名前のチェインを新規作成 | | -P | ……指定したチェインのポリシーを設定 | | -R | ……指定したチェインのルールを置き換え | | -X | ……指定した空のチェインを削除 | |
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| input | ………入力 | | output | ……出力 | | forward | ……転送 |
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| -d(--destination) | ……送信先を指定 | | -i(--interface) | ………パケットが通過するインタフェースを指定 | | -j(--jump) | ………………ルールのターゲットを指定 | | -p(--protocol) | …………プロトコルを指定 | | -s(--source) | ……………送信元を指定 |
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| ACCEPT | ……パケットの通過を許可 | | DENY | ………パケットを無視 | | REJECT | ……パケットを拒否し、送信元にはICMPメッセージを通知 | | MASQ | ………IPマスカレードを行う |
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ターゲットでDENYを指定した場合は、対象パケットを無視します。REJECTを指定した場合は、対象パケットを拒否し、破棄したというICMPメッセージを送信元に送ります。問題には「ICMPメッセージが返らないように」とあるので、DENYを指定します。したがって、Dが正解です。
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| 第2問の解答:C |
/proc/sys/net/ipv4/ip_forwardファイルには、IPパケットの転送を行うかどうかのカーネルパラメータが格納されています。パラメータが「0」の場合、パケットの転送は行われません。パケットが転送されるようにするには、「1」が書き込まれている必要があります。したがって、Cが正解です。echoコマンドを使ってリダイレクトで書き込むと、リアルタイムで設定を変更できます。sysctlコマンドを使って設定を変更しても同様です。
ただし、これらの方法では、再起動すると設定が元に戻ってしまいます。/etc/sysctl.confファイルに設定を記述しておくことなどで、恒久的な設定を行うことができます。以下は、/etc/sysctl.confファイルの設定例です。
/etc/sysctl.confファイルの設定例 |
net.ipv4.ip_forward = 1 |
また、/etc/sysconfig/networkファイルに「FORWARD_IPV4=yes」の記述が必要になる場合などもあります。
| A. | /etc/networksは、ネットワーク名とIPアドレスの対応を記述するファイルです。また、forward行という指定はありません。 | | B. | デフォルトゲートウェイの設定は、この場合関係ありません。 | | D. | ifconfigコマンドに「enable forward」というオプションはありません。また、パケット転送にifconfigコマンドは関係ありません。 |
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| 第3問の解答:B、D |
DOS(Denial of Service)攻撃とは、ネットワークやシステムに過剰な負荷をかけるなどして、正規のユーザーがサービスを利用できなくするタイプの攻撃です。その中でも、SYN flood攻撃とは、TCPの3ウェイハンドシェイクの仕組みを利用してバッファオーバーフローを引き起こし、TCP接続ができないようにするものです。この攻撃を回避する方法の1つとして、/proc/sys/net/ipv4/tcp_syncookiesファイルの利用があります。このカーネルパラメータに「1」をセットすることでSYNcookieが有効になり、正規ユーザーとSYN flood攻撃とを区別して、正規ユーザーのリクエストにこたえられるようになります。SYNcookiesを有効にするには、echoコマンドを使って/proc/sys/net/ipv4/tcp_syncookiesに直接「1」を書き込むか、sysctlコマンドを使って設定を行います。したがって、BとDが正解です。
| A. | /proc/sys/net/ipv4/ip_forwardは、IPパケット転送の有効/無効を設定するファイルです。 | | C. | TCPプロトコルをすべて遮断してしまうと、ネットワークの利用に支障をきたします。 |
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| 第4問の解答:B |
公開鍵と秘密鍵のペアを使って認証を行うには、サーバ側の~/.ssh/authorized_keysファイルに、クライアント側の公開鍵を登録します。したがって、Bが正解です。以下は、SSHバージョン1での実行例です。
authorized_keysファイルにクライアントの公開鍵を登録する |
# scp ~/.ssh/identity.pub server:identity.pub # cat identity.pub >> ~/.ssh/authorized_keys # chmod 600 ~/.ssh/authorized_keys |
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このようにすることで、パスワードなしでログインすることができるようになります。
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| A. | ssh_host_keyは、ホストの秘密鍵ファイルです。 | | C. | sshd_configは、sshdの主要な設定ファイルです。 | | D. | ssh_host_key.pubは、ホストの公開鍵ファイルです。 | | E. | known_hostsは、ホストの公開鍵を登録するファイルです。 |
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| 著者プロフィール 株式会社クロノス 中島 能和 株式会社クロノス常務取締役。LPI認定試験対策メールマガジンの発行や各種セミナーを通じて、LPI認定試験の啓蒙活動を行っている。
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| 編者プロフィール 株式会社ソキウス・ジャパン クォリティ・メディア・カンパニーを標榜する出版社。2001年11月設立。2002年10月より株式会社インプレスと協業し、これまで30冊近い「徹底攻略問題集」を編纂する。また、自社で月刊「オープン・エンタープライズ・マガジン」を発行、発売している。 http://www.sociusjapan.co.jp/
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