第6回:システムメンテナンス (2/2)

徹底攻略 LPI問題集 Level 2対応
徹底攻略 LPI問題集 Level 2対応

第6回:システムメンテナンス
著者:クロノス  中島 能和
編者:ソキウス・ジャパン   2006/1/10
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解答

   1ページ目の問題の解答を掲載します。解答には、問題の正解やその理由だけでなく、用語や重要事項などが詳しく解説されています。
第1問の解答: E

   ファシリティとプライオリティの組は、セミコロン(;)を使用して1行に複数指定することができます。また、特定のファシリティのメッセージだけを出力しないようにするには、プライオリティにnoneを指定します。したがって、Eが正解です。

   たとえば、メールサブシステムとスケジューリングのメッセージはそれぞれ専用のファイルに保存し、それ以外のメッセージは/var/log/messagesファイルに保存するには、/etc/syslog.confファイルに次のように記述します。

/etc/syslog.confファイルの設定例
*.info;mail.none;cron.none     /var/log/messages
mail.*                         /var/log/maillog
cron.*                         /var/log/cron
第2問の解答:--rebuild

   ソースRPMパッケージからバイナリRPMパッケージを作成するには、--rebuildオプションを指定します。


第3問の解答:B

   debパッケージはarコマンドを使ってパッケージングされているため、arコマンドを利用すれば、debパッケージからファイルを取り出すことができます。したがって、Bが正解です。arコマンドの書式は次のとおりです。

 [ ]内は省略可能。< >内は必須
ar [オプション] <アーカイブファイル>
A. cpioコマンドでは、debパッケージからファイルを取り出すことはできません。
C. rpmコマンドでは、debパッケージからファイルを取り出すことはできません。また、--dpkgというオプションもありません。
D. dselectは、dpkgコマンドのフロントエンドツールです。
E. gunzipコマンドでは、debパッケージからファイルを取り出すことはできません。
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書籍紹介
徹底攻略 LPI問題集 Level 2対応
徹底攻略 LPI問題集 Level 2対応 本書は、LPI認定試験レベル2の合格を目指す方を対象とした問題集です。LinuxとLPI認定資格の研究を長年続けてきた著者が、受験者が試験範囲を効率よく学習を進めることができ、かつ確実に実力が付くことを第一に考え、執筆しています。試験範囲の「201試験(Linux応用管理)」と「202試験(Linuxネットワーク管理)」について300問以上の問題を収録し、実際の試験に近い形式で網羅しているので、問題を解くごとに合格レベルの実力が身に付きます。解説を読めば、Linuxとネットワークに関する知識や、用語と重要項目の理解度もますます深まります! Linuxエンジニアを目指す、すべての方におすすめです。
発売日:2003.09.30発売
販売価格:3,150円 (税込)
株式会社クロノス 中島 能和
著者プロフィール
株式会社クロノス  中島 能和
株式会社クロノス常務取締役。LPI認定試験対策メールマガジンの発行や各種セミナーを通じて、LPI認定試験の啓蒙活動を行っている。


株式会社ソキウス・ジャパン
編者プロフィール
株式会社ソキウス・ジャパン
クォリティ・メディア・カンパニーを標榜する出版社。2001年11月設立。2002年10月より株式会社インプレスと協業し、これまで30冊近い「徹底攻略問題集」を編纂する。また、自社で月刊「オープン・エンタープライズ・マガジン」を発行、発売している。
http://www.sociusjapan.co.jp/


INDEX
第6回:システムメンテナンス
  問題
解答
徹底攻略 LPI問題集 Level 2対応
第1回 カーネル
第2回 システムの起動
第3回 ファイルシステム
第4回 ファイル共有サービス
第5回 ハードウェア
第6回 システムメンテナンス
第7回 スクリプト、スケジューリング
第8回 トラブルシューティング
第9回 ネットワーク
第10回 メールとネットニュース
第11回 ネームサーバ
第12回 Webサーバ
第13回 クライアント管理
第14回 セキュリティ

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