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RHCE受験体験記
第2回:RHCE合格指南 - 前編
著者:
シンクイット 三野 崇文
2005/12/22
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2日目(10月25日)
この日は昨日に途中で終わってしまったユニット4の続きからスタートしました。予定では個人的に苦手なユーザ/グループの管理についての講習がありますので、気を引き締めていかねばと気持ちを奮い立たせました。
図:受講前の教室
ユニット4 PRMによるソフトウェアの管理(続き)
残りの項目として、RHN(Red Hat Network)を介した"up2date"コマンドによるアップデートについて解説がありました。そして、演習ではRPMパッケージを使用したカーネルのアップデートを行いました。
ユニット5 ユーザ管理
このユニットではユーザ/グループの管理などについての解説がありました。このあたりは個人的には非常に苦手です。まずは「"user〜"系コマンド」「"group〜"系コマンド」「"chage"コマンド」を使用したユーザ管理について説明がありましたが、「"vipw"コマンド」「"vigr"コマンド」について何も記述はありませんでした。パスワードファイルやグループファイルを編集するような危険なことはしないほうがよいのかと思いました。
NISクライアントとLDAPクライアントの設定についても説明がありましたが、ここでの講習でクライアントになるのは簡単ということが理解できました。"system-config-authentication"コマンドを実行して設定するだけでOKです。
またPAMの動作やquotaの設定方法についても解説がありました。演習では共有ディレクトリの作成、quotaの設定、NISクライアントの設定、LDAPクライアントの設定などを行いました。
ユニット6 システム管理ツール
このユニットでは「ネットワーク設定」「CUPS」「cron」「ログ」「Kickstartによるインストール」などについて解説がありました。どの項目も基本的と思われるものですが、気は抜けません。
ネットワークについては、「/etc/sysconfig/network-scripts」ディレクトリ配下、「/etc/sysconfig/network」ファイルの設定方法についての説明がありました。このあたりはお約束の設定ということで戸惑うことはありませんでした。このように講習において、今まで学習してきた知識の再確認ができている気がします。
CUPSの設定は"system-config-printer"コマンドを実行するだけです。こんなに簡単に設定できるとは思ってもいませんでした。
残りの時間はcron機能についての一通りの解説と"tmpwatch"ツール、"logrotate"ツール、"logwatch"ツール、「システムログ」などのログ関連の説明がありました。
演習ではcronの設定、CUPSの設定、Kickstartによるインストールを行い、ここで2日目の講習は終了でした。
2日目を終えて
だんだんと知らないことが増えてきました。認定試験まであと3日ですし、今日の復習と明日以降の予習で睡眠時間も減っていきます。焦りも少しでてきましたが、こういう時が肝心です。
明日はもっと難しくなるかもと思いつつ、その分色々と面白いことも増えるだろうと期待も膨らみました。今日の内容に不得手のユーザ/グループの管理があったので、そこを重点的に復習して床に就きました。
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著者プロフィール
株式会社シンクイット 三野 崇文
C言語のプログラマ、ネットワークエンジニアの経験を経て、シンクイットにて現職。プログラマ時代にアキアのノートPCにTurbolinuxをインストールして、ノートPCでUNIXクローンのOSが動くことに感動。前職でLinuxのサポートプロジェクトに参加したことにより、一時冷めていたLinux熱が再燃。それがきっかけで転職し、現在に至る。
INDEX
第2回:RHCE合格指南 - 前編
1日目(10月24日)の続き
2日目(10月25日)
3日目(10月26日)