21世紀のビジネスを「経営力」で勝ち抜く - GLOVIA-C XI
明細情報の活用を可能にする「GLOVIA-C XI」
企業が「経営力」を身につけるためには、ITの活用が不可欠です。それも「20世紀型」の考えで作られたものではなく、「21世紀型」の発想で作ら れたシステムでなくてはなりません。では「20世紀型」システムと「21世紀型」システムの最大の相違点はどこにあるのでしょうか。この点については「設 計思想の違い」があると思います。
先ほども指摘した通り、従来型のシステムは情報をまとめることに主眼を置いていました。会計システムは、仕訳によって会計情報を集約することが仕事 だったのです。しかし当社では、こうした従来の発想とは異なるアプローチをとりました。その1つが、「GLOVIA-C XI」に装備されているFDWH(Financial Data WareHouse)です。
会計専用のデータウェアハウスであるFDWHは、分析のためのキーがついた明細情報を保持しています。このため事業セグメント別、地域別といった形で自在にデータを分析・活用することが可能です。
これまでの情報システムは、業務効率化のために導入されるのが一般的でした。ある特定の業務を、短時間で、かつ人手を掛けることなく処理することが 目的だったわけです。しかし単純に効率化を追求するだけでは、競争を勝ち抜いていくことが難しくなってきました。正しい経営判断を行うためには、様々な情 報を積極的に活用していくことが必要になっています。
「20世紀型」の情報システムが業務効率化のためのツールだったとするなら、「21世紀型」のシステムは情報活用のためのツールだといえるでしょう。「GLOVIA-C」も、「お客様が見たい情報を自由に見られる」ということを念頭に置いて開発されています。
市場にはデータを明細に落とせますと謳っている製品もありますが、「明細情報そのものが基本である」という思想に基づいて作られているERPは、お そらく「GLOVIA」だけでしょう。企業が情報活用を推進していく上で、この違いは大きな差となってあらわれます。
図2:経営情報の一元化
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