連載 :
  徹底比較!!ERP

21世紀のビジネスを「経営力」で勝ち抜く - GLOVIA-C XI

2006年7月11日(火)
富士通株式会社

必要に応じてステップアップできる柔軟さも重要なポイント

   ERP導入においては、すべての業務をパッケージに置き換える「ビッグバン型」が必須といわれた時期もありました。しかしこれも「20世紀型」の考え方です。

   全社業務をすべて把握している人が存在し、その人が業務ロジックを完全に整理してキッチリと作り込むというのがビッグバン型の考え方です。

   しかしこれだけ変化が激しくなると、システムを構築する上での前提条件がどんどん変わります。いざシステムができてみたら、もう時代にあわなかった ということさえ考えられます。それよりも今求められているのは、変化に対応できる柔軟さと、必要に応じて拡張できるスケーラビリティを持ったシステムなの です。

   最初から100点満点のシステムを目指して時間をかけた結果、時代とズレてしまっては意味がありません。それよりもニーズにあわせて柔軟にステップアップしていく方が、より効果的なERP導入が行えるというわけです。

   例えば従来型の決算書しかない状態を10点とし、いろいろな現場システムの情報が見えるようになったことで70点になったとしましょう。これでも以 前よりは7倍もよくなっているわけです。条件そのものが変化する時代ですから、できる範囲からはじめてまず実利をとることが重要だと考えています。

日々の情報活用で「経営力」を高める

   ERPを導入したからといって、いきなりビジネスが可視化できるわけではありません。システムから提供される正確な情報と、それを使いこなせるリテ ラシーが組み合わさって、はじめて「経営力」を高めていくことが可能になります。そういう意味では、使いやすさやユーザに対する親和性も重要なポイントで す。情報をマネジメントに活かすリテラシーは、日々の情報活用の中でのみ培われていくものだからです。

   そこで「GLOVIA-C XI」では、操作性やユーザインターフェースにも徹底してこだわりました。見たい情報が直感的に見られる環境を用意することで、情報活用のレベル向上に貢献できればと考えています。

   またシステムの互換性や継承性についても、細心の注意を払っています。昔できていたことができなくなる、あるいは今できていることが将来できなくなるというのでは問題です。

   そこで「GLOVIA-C XI」は、前のバージョンである「GLOVIA-C V10」の機能を完全に継承し、今後も同様に互換性を保ち続けます。当社がパッケージビジネスをはじめて30年になりますが、この間ずっと当社製品をご愛 用いただいているお客様が数多くおられます。こうした信頼に応え続けていくことが、何よりも肝心だと思っております。
 

会社の様々な情報をつなぐ「GLOVIA-C XI」
図4:会社の様々な情報をつなぐ「GLOVIA-C XI」
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


   さらに当社では、ハードウェアやミドルウェア、サポートも含めた総合的なソリューションを提供しており、約1,000名のGLOVIAコンサルタントや約70社のGLOVIAパートナーが、お客様をしっかりとバックアップしています。

   「情報を必要とする人が、自分自身でタイムリーに情報を引き出せる」それがもっとも効率的なシステムのあり方だといえます。「GLOVIA-C XI」は、まさにこうした環境を実現する製品なのです。

GLOVIA-C製品情報
http://glovia.fujitsu.com/jp/products/glovia_c/xi/
お問い合わせ
http://jp.fujitsu.com/contact/

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