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第2回:Rubricksのインストール

著者:アスタリクス  大西 正太   2006/12/4
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はじめに

   前回はRubricksの概要について解説しました。第2回の今回は実際にRubricksをインストールしていく手順を紹介します。手軽に試せるようにWindows環境を前提として進めます。ただしRails環境が構築してある場合はLinuxなどのOSでも同様の手順でインストールが可能です。

Rails環境の準備

   RubricksはRuby on Rails(以下、Rails)上で動作しているCMSです。そのためRubricksを導入する前にRails環境をインストールする手順を紹介します。通常のRailsインストールですので、手順を把握している方は次章「Rubricks環境の導入」からご覧ください。


Instant Railsの入手と起動

   RailsをWindows環境で簡単に動作させるにはInstant Railsが便利です。これはRailsの動作に必要なソフトウェアがオールインワンパッケージ化されたOSSのソフトウェアです(表1)。

名称 バージョン 概要
Ruby 1.8.5 プログラミング言語
Ruby on Rails 1.1.6 Webアプリケーションフレームワーク
Apache 1.3.33 Webサーバ
MySQL 4.1.9 データベースサーバ
MySQL/Ruby 2.7 データベースドライバ
Mongrel 0.3.13.3 Webサーバ、Webアプリケーションサーバ
phpMyAdmin 2.6.1 データベース操作Webアプリケーション

表1:Instant Railsのダウンロード
   今回は本連載執筆時点で最新バージョンである1.4を用います。Instant Railsは、以下のWebサイトからダウンロードします。

RubyForge: Instant Rails: ファイルリスト
http://rubyforge.org/frs/?group_id=904

   ページ内の「InstantRails-1.4-win.zip」をクリックするとダウンロードが開始されますので、任意の場所へ保存してください(図1)。

Instant Railsのダウンロード
図1:Instant Railsのダウンロード
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   ダウンロードしたInstantRails-1.4-win.zipを任意のツールを用いて展開します。展開された「InstantRails」フォルダを任意の位置に配置してください。今回は「c:\tool」の下に配置します。

   「c:\tool\InstantRails\InstantRails.exe」を実行すると、Instant Railsが起動します。初回起動時にはパス変更確認ダイアログが表示される場合がありますが、今回は変更に問題がないので、「OK」ボタンを押してください。

   Instant Railsが起動するとウィンドウが表示されますので、信号マークが青になっていることを確認してください(図2)。

Instant Railsの起動イメージ
図2:Instant Railsの起動イメージ

※注1: すでに他のWebサーバが起動しているとApacheの起動が失敗(信号マークが赤になる)することがあります。その場合、起動しているWebサーバをシャットダウンしてください。

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アスタリクス株式会社  大西 正太
著者プロフィール
株式会社アスタリクス   大西 正太
JavaEEフレームワークの設計構築や開発プロセス策定などの業務を経て、現在は新規ビジネス創生に携わる。Ruby on Rails上に構築したオープンソースのCMS「Rubricks」(http://rubricks.org/)のコミッタ。


INDEX
第2回:Rubricksのインストール
はじめに
  パスの設定
  Rubricks環境の導入
  Rubricksの起動とアクセス