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| 高可用性に対する要求 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ビジネスがグローバルに展開され、さまざまなタイムゾーンでサポートが提供されるようになると、電子メールシステムの可用性を継続的に維持することが重要になります。IT組織は、予想外のシステム停止に自動的に対処できるとともに、予測可能なすべての状況でコミュニケーションシステムの稼働状態を維持できることが求められます。 IT組織は、このレベルのサービスを実現するために、サービスの提供に影響を与える電子メールシステムのコンポーネント(サーバーのオペレーティングシステム、ネットワークコンポーネント、ストレージシステムなど)により多くのリソースを投資して、保守やアップグレードを行う必要があります。 ハードウェアの保守、アップグレードのインストール、セキュリティパッチの適用、設定の変更、ディスクの断片化解消などを行うために必要なダウンタイムは、確保するのが難しくなっています。 管理者は、電子メールの高可用性を実現するインフラストラクチャを構築するために、電子メールへのアクセスを中断させる可能性のある問題(パフォーマンスの低下、システムの停止、電子メールを媒介とする攻撃など)を特定してそれに対処する必要があります。 IT組織はポリシーを作成し、手続きを確立し、可用性の必要条件を満たすためにインフラストラクチャに投資することが必要です。 特に、データとシステムを次のものから保護する必要があります。
表1:データとシステムへの脅威 |
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| コンプライアンスの要求 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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新しい規制を遵守することが必須になり、コンプライアンスを証明することが重要になっています。電子メールは組織の取引、ビジネスコミュニケーション、業務処理の詳しい記録になることから、電子メールに保存されている情報には、一般的な情報と同じ標準が適用されます。新しい規制では、電子メールメッセージは送信後何年にもわたって保存し、確認できる状態にすることが求められています。 いくつかの例を以下に示します。
表2:コンプライアンスの要求 こうした政府の政策へのコンプライアンスが与える影響は業界によって異なりますが、一般には、政府や企業のポリシーへのコンプライアンスはすべての組織に影響を与えます。 電子メールはコンプライアンスを証明する上で重要な役割を果たします。規制に対処するためか、開示に備えるためか、企業のポリシーを実施するためかにかかわらず、企業は電子メールと電子コミュニケーション全般に関連するリスクに対して敏感になっています。 その結果、企業のIT部門は厳しさを増す電子メール管理基準を満たすための手段を実施する必要があります。 |
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シマンテックイエローブック
本連載は、シマンテックイエローブック「Symantec Email Security and Availability for Microsoft Exchange」からの転載記事です。シマンテックイエローブックとは、ITプロフェッショナルの方や一般の技術者に対して、技術的なノウハウを提供する本です。これらの本はシマンテックのソリューションを使って実際のビジネスや技術上の問題を「どのように解決するのか」について書かれています。またベストプラクティスに基づく推奨事項に加え、インストール、設定、製品の統合についても詳しく解説されております。詳しくは、下記のURLを参考にしてください。 http://www.symantec.com/ja/jp/enterprise/yellowbooks/index.jsp |
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