第7回:Apache+SSL環境を構築しよう! (1/3)

いまさら聞けないApache〜Webサーバ構築のキソ
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第7回:Apache+SSL環境を構築しよう!

著者:ビーブレイクシステムズ  木下 喜雄   2007/12/12
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Apache+SSL環境構築の流れ

   こんにちは。ビーブレイクシステムズの木下です。前回はSSLのメカニズムについて解説しました。今回は、皆さんのApacheでSSLを利用する方法について解説します。

   それでは、皆さんの環境にApache+SSL環境を構築しましょう。

Apacheをインストール

   Apacheをインストールされていない方は、「第2回:Apacheをインストールしてみるのは難しくない」から、「第5回:ApacheをWindowsへインストールするのだ!」を参照し、それぞれの環境に合わせてApacheをインストールしてください。

   インストール時の注意点として、ソースインストールを行う方はconfigure時に、「# ./configure ?enable-SSL」としmod_sslを有効にしてください。また、Windowsの方はOpenSSL付きApacheインストーラでApacheをインストールしてください。


手順ソース
インストール
apt
インストール
yum
インストール
Windows
インストール
1mod_sslを有効にするApacheをインストールApacheをインストールSSL対応のApacheをインストール
2ApacheをインストールするOpenSSLインストール確認OpenSSLインストール確認mod_sslの有効化
3OpenSSLインストール確認mod_sslを有効にするmod_sslをインストールする鍵ペアの作成とデジタル証明書の作成
4鍵ペアの作成とデジタル証明書の作成鍵ペアの作成とデジタル証明書の作成鍵ペアの作成とデジタル証明書の作成Apache設定ファイルの設定
5Apache設定ファイルとSSL設定ファイルの設定Apache設定ファイルとSSL設定ファイルの設定Apache設定ファイルとSSL設定ファイルの設定SSL設定ファイルの設定
6SSLの接続確認SSLの接続確認SSLの接続確認SSLの接続確認

表1:ApacheでSSLを利用する環境構築の流れ

インストール種類設定方法備考
ソースmod_sslを有効にしてconfigureApacheインストール時点で、有効になっています。
apta2enmodでmod_sslを有効にする# a2enmod mod_ssl
yummod_sslをインストールする# yum -y install mod_ssl
windowsApache設定ファイルを編集mod_sslを有効にします(方法は本文参照)。

表2:mod_ssl設定方法


OpenSSLインストール確認

   ApacheでSSLを利用するためにはSSLを実装しているアプリケーションを皆さんの環境にインストールする必要があります。これはOpenSSLというアプリケーションを利用して実現します。OpenSSLはSSLを実装し、かつApacheから利用できるアプリケーションです。


   最近のLinuxではOpenSSLをデフォルトでインストールしていることが多いようです。まず、皆さんの環境にOpenSSLがインストールされているかどうか確認しましょう。コマンド「$ openssl version」と入力し、実行してください。

   筆者の環境にはOpenSSL 0.9.8cがインストールされていました。OpenSSLがインストールされていない方は、aptもしくはyumなどからインストールしてください。なお、Windowsの方は先ほど解説したインストーラからApacheをインストールすれば、OpenSSLもインストールされます。


mod_sslを設定

   ApacheからOpenSSLを利用するためには、ApacheとOpenSSLと連携させるモジュールが必要です。ソースによるインストールでは、Apacheのインストール時点で有効にしておりますので問題ありません。また、aptでは「# a2enmod mod_ssl」で、yumでは、「# yum -y install mod_ssl」でインストールします。

   Windowsを利用している方は、OpenSSL付きApacheインストーラからApacheをインストールすればmod_sslもインストールされます。しかし、デフォルトのApache設定ファイルでは、mod_sslが無効になっていますので、mod_sslを有効にしましょう。

   修正対象ファイルは、「C:\Program Files\Apache Software Foundation\Apache2.2\bin\conf\httpd.conf」で、「#LoadModule SSL_module modules/mod_ssl.so」を「LoadModule ssl_module modules/mod_ssl.so」と変更してください。

   以上の作業で、各環境でSSLを利用するソフトウェアのインストールは完了です。続いて、SSLで利用する鍵ペアとデジタル証明書を作成しましょう。

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株式会社ビーブレイクシステムズ 木下 喜雄
著者プロフィール
株式会社ビーブレイクシステムズ  木下 喜雄
Javaスペシャリスト。前職ではCOBOL、Visual Basicを用いた大規模流通業向けシステム開発を行う。その現場で大規模システム構築時の開発効率の向上を目指してオブジェクト指向的な考え方を身につける。その後独学でJava言語を習得し、Java専業ベンダーであるビーブレイクシステムズに転職、現在は、Javaを用いた開発だけではなくお客様とのリアルコミュニケーションを実現できるマルチなエンジニアを目指し、日々奮闘中。


INDEX
第7回:Apache+SSL環境を構築しよう!
Apache+SSL環境構築の流れ
 鍵のペア作成と証明書の作成
 Apache設定ファイルとSSL設定ファイルの設定
いまさら聞けないApache〜Webサーバ構築のキソ
第1回Apacheはインターネットで使うWebサーバなのだ
第2回Apacheをインストールしてみるのは難しくない
第3回ソースコードからApacheをインストールする基本(前編)
第4回バイナリパッケージからApacheをインストールする基本(後編)
第5回ApacheをWindowsへインストールするのだ!
第6回SSLの基本を押さえる
第7回Apache+SSL環境を構築しよう!
第8回Apacheの設定とチューニングポイント

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