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TomcatをLinuxへインストールしよう!(圧縮アーカイブ編)

2007年10月1日(月)
羽倉 敬

Linuxへのインストール

第3回:TomcatをWindowsへインストールしよう!」ではWindowsへTomcatをインストールする方法を解説しました。今回と次回にわたって、Linuxディストリビューションの1つであるFedoraを例にLinuxへのインストールを解説します。

FedoraはRed Hat系LinuxといわれるタイプのOSであり、便利なパッケージ管理システムを利用することができます。

Tomcatは基本的に圧縮アーカイブを解凍するだけでインストール可能ですが、次回にパッケージ管理システムのyumを用いたインストールも行っていきます。

Linuxへのインストールと動作確認の流れを以下に示します。また自動起動についても解説します(動作検証にはFedora Core6を用いました)。


  1. Java実行環境の準備
  2. Tomcatのインストール
  3. Tomcatの起動と終了
  4. 自動起動の設定
表1:Linuxへのインストールと動作確認の流れ

Java実行環境の準備

Java実行環境の準備のために、まず「java-fullversion」コマンドで現在のJava環境を確認します、インストールされているJavaのバージョンが1.5以上の場合はTomcatを動作させるためのJava環境がインストール済です。その場合は「JRE_HOMEの設定」に進んでください。

以下のような結果が返ってくる場合、Javaの実行環境としてGCJ(GNU Compiler for Java)がすでにインストールされています。

# java -fullversion
java full version "gcj-1.5.0"

GCJはGNU Compiler Collection(GCC)の一部として開発されているJavaのコンパイラです。GCJでもTomcatを動かすことは可能ですが、JDKと比べてGCJには未サポートのパッケージやクラスがあり、クラスの実装がJDKと異なる場合があります。こうした差異による混乱を避けるため、今回はSunの JDKでTomcatを動作させる方法を解説します。

Javaのバージョンが1.4未満の場合、もしくはGCJだった場合は「JREのインストール」に進んでください。

JREのインストール

Javaの実行環境であるJRE(注1)は、SunのJavaダウンロードページから入手できます。JREダウンロードページには、Linux用の自己解凍バイナリファイルとRPMパッケージが用意されています。それぞれを用いたインストール方法については、SunのWebページに詳細な解説がありますので、そちらを参考にJREのインストールを行ってください。

SunのJavaダウンロードページ
http://java.sun.com/j2se/1.5.0/ja/download.html

Sun JREインストールガイド(Linux)
http://java.sun.com/j2se/1.5.0/ja/jre/install-linux.html#install

※注1: Tomcat 5.5からはTomcat自身にIBMが無償で提供しているJavaのJDT(Java Development Tools)コンパイラが内蔵されています。このためTomcat 5.5以降のバージョンでは、JREだけでもJSPのコンパイルを行うことが可能です。しかしTomcat 5.0以前のバージョンではJSPをコンパイルするために、JREではなくJDKが必須となります。JDKはJavaの実行環境であるJRE(Java Runtime Environment)とコンパイラやデバッガなどの開発ツールのセットです。JDKのインストールについてはSunのインストールガイドを参照くださ い。

Sun JDKインストールガイド(Linux)
http://java.sun.com/j2se/1.5.0/ja/install-linux.html#install
株式会社ビーブレイクシステムズ

千葉大学法経学部卒業。大学時代よりオープンソースに興味を持ち、オープンソース専業ベンダーのビーブレイク システムズに入社。現在に至る。また、現在は社内技術サークルの中心メンバーとして日々提案・啓蒙活動を行う。座右の銘は「自らが求めてつくらなければ、 自身が求めるものはできない」

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