Web開発で利用可能な機能を比較する!
Webアプリケーション開発をサポートする機能を比較する
現在JavaによるWebアプリケーション開発ではJSF(Java Server Faces)やStruts、Springなどのフレームワークを利用して開発を行うのが一般的になってきています。しかしフレームワークを使用すること で、設定ファイルが煩雑になるなどのデメリットも発生しています。
EclipseやJDeveloperでは設定ファイルの編集支援などフレームワークを利用する上で便利な機能に加えてアプリケーションサーバや データベースなどもサポートしています。そこで今回はWebアプリケーション開発をサポートする機能を重点的に紹介していきたいと思います。
なお、EclipseではWebシステム開発を行うため「Eclipse IDE for Java EE Developers」を、JDeveloperは「Oracle JDeveloper 11g - Technology Preview」を使用しています。
設定ファイルをグラフィカルに編集
EclipseとJDeveloperにはJSFの画面遷移をグラフィカルに編集するためのエディタが搭載されています。そのため「faces-config.xml」をXMLエディタなどで直接行うよりも効率的に画面遷移を編集することができます。
Eclipseではエディタ下部のタブを切り替えることで各要素の編集を行います。いくつかのタブの機能を紹介しましょう。
「Navigation Rule」タブでは画面遷移をグラフィカルに編集可能です。
「Managed Bean」タブではマネージド・ビーン(画面の入力値を格納したり、イベント処理などを記述するJavaBeans)を追加することが可能となっています。
JDeveloperの場合はエディタ下部に「Diagram」タブと「Overview」タブがあり、「Diagram」タブで画面遷移を編集することができます。
「Overview」タブではマネージド・ビーンの登録など、faces-config.xmlの各要素の編集を行うことができます。
Eclipseは標準ではStrutsをサポートしていませんが、JBoss ToolsやStrutsIDEといったプラグインをインストールすることでグラフィカルな編集が可能となります。またJDeveloper 11g Technology Preview版には10gでは搭載されていた「Struts Page Flow Diagram」エディタが搭載されていません(ただし正式リリース時には搭載されるものと思われます)。
http://labs.jboss.com/tools/
StrutsIDE
http://amateras.sourceforge.jp/cgi-bin/fswiki/wiki.cgi?page=StrutsIDE
StrutsとJSFを利用したWebアプリケーション開発については以下のURLも参考にしてください。