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オープンソースCMSといえば? オープンソースのCMS(コンテンツマネジメントシステム)というと何を思い浮かべるでしょうか? 有名なところでは「Joomla!」や「XOOPS」があるでしょう。確かにこれらさまざまなWebサイトで使用されています。では、米マサチューセッツ工科大学(MIT)や米国海軍で使われているオープンソースのCMSをご存じでしょうか? それが「eZ Publish」です。eZ Publishは仏ナショナル・ジオグラフィック誌や豪ヴォーグ誌、英・仏・伊エル誌などの出版メディアの公式Webサイトにも利用されています。 本記事では、MITや米国海軍をはじめ、2,500以上の商用サイトで利用されているPHPベースのエンタープライス向けCMS「eZ Publish」を紹介します。オープンソースであるため、実際にダウンロードして使ってみることが可能ですので、実際にインストールして、その機能に触れてみてください。 まずは簡単にeZ Publishについて紹介しましょう。 eZ Publishとは eZ Publishとは、GPL(GNU Public License)で公開されているオープンソースのCMSです。オープンソースということから、Joomla!やXOOPSと同じカテゴリ−に入れられることがありますが、実際に比較されているプロダクトはInterwoven(http://www.interwoven.jp/)や ただし、eZ Publishは完全なオープンソースのCMSではありません。開発元であるeZ Systemsがプロダクトの保障をしているコマーシャルオープンソースです。ソフトウェア自体は無料で利用でき、eZ Systemsが提供するサポートサービス「eZ Publishソリューション」が有料となります(コマーシャルオープンソースについては、「コマーシャルオープンソースの波」を参考にしてください)。 PHPベース eZ Publishは、PHPベースのCMSです。ダイナミックWebシステムにおいては、最良と考えPHPを採用しました。PHP界で有名なDerick Rethans氏が加わっており、開発が進められています。 また、開発当時はPHPが最良でしたが、用途によって最適なプログラミング言語を採用しています。例えば、検索エンジンエクステンション「eZ Find」ではJava Lucene Solrを利用しています。 では次に、eZ Publishの備える機能をみていきましょう。 |
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