Linuxカーネルメンテナーがレガシーi486と初期のi586 CPUのサポート廃止を提案

5月6日 1:19

 LinuxカーネルメンテナーIngo Molnar氏は4月25日(現地時間)、Linuxカーネルのi486と初期i586 CPUのサポート廃止を提案した。

 Ingo Molnar氏は、Linuxカーネル開発者のメーリングリストにおいて、32bit x86システムのハードウェア基準を、タイムスタンプカウンタ(TSC)とCMPXCHG8B(CX8)命令を搭載したプロセッサに引き上げる15個のパッチからなるRFCを投稿した。このパッチが承認された場合、TSC、CX8をサポートしていないCPUはLinuxのサポート対象外となり、これはi486および初期i586(Pentium)プロセッサがサポートから外れることに相当する。

 初期i586プロセッサは1993年に登場したプロセッサ。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
LKMLの投稿(x86/cpu: Remove M486/M486SX/ELAN support)
LKMLの投稿(x86/cpu: Remove TSC-less CONFIG_M586 support)
LKMLの投稿(x86/cpu: Remove !CONFIG_X86_TSC code)

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