Cryptsetupに脆弱性、キー長押しでrootシェルにアクセス可能

2016年11月19日(土)

Threatpostは11月15日(現地時間)、Cryptsetupに存在する脆弱性について警告を発表した。

この脆弱性は、Cryptsetupが組み込まれたシステムにおいて、OS起動時に70秒程度Enterキーを押し続けるだけでrootシェルにアクセスできるようになってしまうというもの。Cryptsetupは、暗号化されたファイルシステムを扱うためのユーティリティで、Debian GNU/LinuxやUbuntuなど多くのLinuxディストリビューションで採用されている。

この脆弱性はリモートからは悪用される恐れはないものの、公共の場所で使われてるLinuxなどでは特に注意が必要としている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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