Yahoo!、ビッグデータ処理エンジン「Vespa」をOSSとしてリリース
2017年9月29日(金)
Yahoo!が利用しているビッグデータ処理エンジン「Vespa」が9月26日(現地時間)、オープンソースソフトウェアとしてリリースされた。
「Vespa」は、Yahoo!が高速クエリ処理などを行うために開発した大規模データセット向け処理エンジン。Yahoo.com、Yahoo Sportsなど数多くのサービスで実際に利用されている。ユーザーのリクエストに応じて処理を実行するアプリケーションを構築できるという。クエリ言語「YQL」でデータ操作を行う。音声検索など、構造化されていないインプットにも対応しているという。ディープラーニングを利用したランキングの生成・レコメンデーションにも適用できる。
「Vespa」はApache License 2の下でリリースされており、Webサイトからダウンロードできる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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